寒露の朝

 二十四節気・寒露を迎え、いよいよ晩秋の候です。紅葉はまだほとんど見られないので秋も始まりのような気がしていましたが、一昨日でしたかファンヒーターが登場し、昨日はコタツが登場し、にわかに冬モードみたいな‥‥。

 数日天気がすぐれませんでしたが、昨日のうちに雨が上がってからの今朝は、見事なまでに正に寒露をまとった草花の様子を見ることができました。もう何を撮っても瑞々しいのですが、もう何をどう撮っていいものやらという戸惑いさえ感じたりします。

 昨日(一昨日)から三春は大神宮の秋季例大祭となり、字ごとに事務所を開きなどが行われました。山車や神輿は少しずつ準備していますが、だいたいは最後の仕上げなどしながらにぎやかにやるわけです。
 残念ながらお昼過ぎまで雨が降っていて、自分のところでは町内の練り歩きなどが中止になりましたが、今日は天気も良くて、にぎやかな神輿還御となるでしょう。

 かつてこの地区の祭禮に関わっていたことから、今でも何となくお祝いなど持って顔を出してくるのですが、もはやどこのおっさんかもわかっていただけない感もあり、もうそろそろ潮時かと思いつつ、何となく渡ってきたビールを軽く2つほどいただいて早々に帰ってきて近所のお友だち宅でささやかな二次会しました。

 田子のニンニクを醤油に漬け込んだヤツを持ってきてくださった方がいました。んめぇなぁ。
 毎度変わらないメンバー。でもこんなお年頃の居酒屋友達んちは、あの頃と、今と、これからと、話題はとにかく豊富で尽きません。いかにもおっさんらしい、それは否定などしないけど、こういう地域で電話一本ではいはいと集まってくる友だちがたくさんいるって幸せなことです。

 オレも歩いてる。オレもそこ歩いてる。歩く人が増えました。自分もそうだけど、しばらくはただ歩いているんですが、やがてアップダウンとか風景とか、ちょっと変化を求めるようになるんですね。それで町の散策路を歩くようになって、そうしてけっこう同じところを歩いているみたい。
 今日も自分はいつもどおりにそのコースを歩くんですが、いくら同じコースでも天候は毎日違うし、だから表情も毎日違うし、365日飽きないんだよねぇ‥‥。
 なんて話をしていると、オレも歩いてみようかなぁなんて話になります。まだまだ健康でいなくちゃだから。

 ツバメが去って、今度は「鴻雁来(こうがん きたる)」、冬の渡り鳥がやってきます。この川にはそんな大きな鳥は来ませんが、年中カモがいます。でも今日は一羽も姿を見なかったなぁ。最近見ないなぁ。
 どうってことないいつもの川でも、そんな季節を感じながら空の青が映る鮮やかな川面など見たりすると、ウォーキングは何倍も楽しくなるものです。とりわけ春や秋は、暑さ寒さも厳しくないし目に鮮やかだし、季節の変化も細かく感じられるから、ウォーキングを始めるのに最適なシーズン。健康の秋ですな。