乱舞狂喜

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 珍しくクリアな鳴き声にハッと目をやる川面を、瑠璃色の小さい鳥が滑るように飛んできました。キタ━━(゚∀゚)━━ッ!!!。ついにキタ━━(゚∀゚)━━ッ!!!。ずいぶん久しぶりなカワセミ遭遇。あきらめず通った甲斐あった‥‥涙。
 ちょっと追いかけるように道を戻る。と、それを追い越すように次のカワセミが。おやおやダブルですか‥‥ひょぇー! また涙。

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 小枝に留まる‥‥が、葉陰にすーっと身を隠すから撮るのに難儀します。それは当然なんだけれど、シャッタースピードを遅くして明るさを確保。急げ急げ!
 すると一羽は小魚をくわえているのがわかりました。連写連写。モニタで確認したところ、親カワセミが子カワセミに餌を与えていたのだとわかりました。ほら、親は色がとても鮮やかです。子はまだちょっと茶色っぽい。でも身体の大きさは同じくらい。親の脚が赤いから母カワセミかと思います。

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 こうして撮っている反対側から、ちゃぽんちゃぽんと音が聞こえてきます。カメラには収められないのですが、親カワセミが魚を獲ってるんですね。んで、獲ったどー!とばかりチチチチと鳴きながら子カワセミの方に戻ってきて給餌する。何度も何度も‥‥。その瞬間って思うようには撮れないものです。
 自分の前を行ったり来たり、2羽、3羽‥‥じゃなくて4羽も‥‥。でも実は葉陰にいたり高いところにいたり、このあたりに6羽以上のカワセミが留まっています。その他にちゃぽんちゃぽんの音も聞こえるし、正にカワセミの乱舞やぁ‥‥と狂喜するオレ。まさかの光景でした。

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 格闘すること1時間、連写ということもあって約1,200枚もの写真。でも思うような写真はほとんどなくて‥‥。
 このレンズ、75-300ミリ/F4.8-6.7というスペック。300ミリの大望遠でも被写体までけっこうな距離があるので画面いっぱいにはなりません。もちろんリサイズ&トリミングしています。これ以上アップにすると粗さが出てしまう。もっとしっかり解像感がアップしたらいいんだけど。
 300ミリのズームはいいとしても、望遠端 F値 6.7という暗さはシャッタースピードでカバーせざるを得なく、しかも手持ちじゃないと機敏にはいかないし‥‥。うまくいかないものです。

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 それからオートフォーカスが遅い。ズーク、ズーク、ピピッ!って感じ。ズークいらない‥‥。レンズのせいにするのは申し訳ないけど、飛んでく姿などとても追えそうにない。色でカワセミかとわかるだけ‥‥。
 このレンズはほぼカワセミ専用。それがもうずっとご無沙汰だったからここに投資するんじゃなくてライカのタシにした方がいいんじゃね?なんて思ったりもしていました、最近は。

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 でもどう頑張ってもいつもこの程度の写真か‥‥となると、やっぱり高スペックのレンズがほしくなってしまうのです。だよなぁ。ライカはもう少し先でいいよなぁ。っていうかまだ夢の話だよなぁ。
 40-150ミリでも通しの2.8なProレンズ。きっちり写るんだったらそれもありかと思うのですが、それにしたって150ミリだもんなぁ。ま、これくらいの写真になれば充分だと思っていれば‥‥。
 久しぶりの青空。久しぶりのカワセミ。初めての大群。とてもいい日でした。

“乱舞狂喜” への3件の返信

  1. もうずっと姿を見ていなかったので、いきなりの大群には驚かされてしまいましたし、すっかり舞い上がってしまいました。
    その後は出かけていないのですが、今回の大雨でまた川の様子が変わり、魚はどうなったかと心配しています。

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