さっそくお花見

 さすがに1日では溶けなかったあの雪も、3日目ともなればもうすっかり消え去って、青空に桜のピンクが鮮やかでした。

 今年も花見しよう‥‥隣組のオヤジ連中、3月末の総会の時から約束しておりましたが、土曜日午後1時会費二千円、組長の一声で集合です。
 副組長の自分、率先して組長のお手伝い。1時間前、テーブルを並べ座布団を敷き、コップなどを準備して‥‥20分とかかりませんが。

 定刻開会。昨年は一品持ち寄りとばかり思って、唐揚げなど作ってビールまで持っていきましたっけ‥‥。今年はしっかり聞いていたので、会費のみです。それぞれに仕出しのおつまみセットが配られて、残ったら自分で持ち帰るシステム。
 待ってらんにゃくて、はぁビールちっとやってきたよ、なんていう人もいますが、とにかくみんな(都合の悪い2人以外)集まって昼間っから飲むだけの企画。花見とは名ばかりです。それでいいのだ。

 自治会などがどうのこうのと言われますが、お隣さんの顔も名前も知らない都会と違って、ここはみんなで協力し合わないと生活しにくいですからね。ここだけじゃないと思いますが。
 ずっと生活していくわけだから仲良くやっていかないとね。そうしてもう30年以上経ちました。飲めなかった若いお父さんも、今や焼酎持ってきましたよと、負けず劣らずのおじさんになっています。実はみんな好きだった‥‥それを知って以来、何かにつけて飲むわけです。あぁこの組でよかったと、今はそんな思いをみんな口にしています。

 最高齢は傘寿が近づいてきました。若手だって五十半ば。自分も八十近くまでこうしてみんなと飲みたいものですが、あの頃はずっと今を目指して生きてきたわけですよね。30年経ってもみんなで飲みたいなんて。
 でも一方で今後は、世代交代とかいろんなことを心配しなければなりません。これこれこうなったら免許証返納するつもり‥‥なんて話も出るのですから、ホント考えさせられます。

 そうは言っても、じゃぁ来年は送迎付きの温泉でやろう! その前に夏にまたやろう! 焼肉屋でいいんじゃないかと、まぁみんな元気で何よりです。