おたんじょうびおめでとう

 朝のうちはまだ空気も冷たいのですが、もうすっかり春の陽差しのようで、暖かな日が続いています。愛宕神社裏の梅も花が咲き始めました。

 早いもので、孫が1歳になりました。ほんとに早いと実感しています。
 面会を終えて帰ってきて、先にいただいていた「初孫」をついに開栓し、じいさんとばあさんと二人でささやかにお祝いをしましたっけ。
 何せ初めての孫、成長が心配で心配で。でも病気もせず順調に育ってくれています。髪がちょっと遅いような気がしてたけど、今はずいぶん追いついてきたかな。

 そうそう、その日の朝は綿雪がうっすらと積もりましたが、その後はやっぱり春らしい青空が広がって、病院近くのコンビニへ買い物をしに行ったときに見た夕空が、ほわんとしていていいなぁと思ったっけ‥‥。

 なんてことなどなどを、たった1日だけ書かずに終わっていた5年手帳のその日の欄へ書き加えて、2018年は全部埋まりました。
 そして2019年の欄には1歳になった今の様子を。

 たくさんのプレゼントをいただきました。もちろんそんなの知る由もないので包装を解いてやるのですが、じいさんばあさんの思いはあまり届かず‥‥。まだまだ先のおもちゃだよなぁ。
 いないいないばぁをよく見ています。食いつくようにうまくつくられているんだなぁと感心します。だからプレゼントもその系には反応します。が、一番のお気に入りは、包装を解いたあとのリボンや箱。1歳ってそういうもんか‥‥。

 クリスマス・プレゼントは積み木をあげたんです。あのときもまるで興味を示さずガッカリだったじいさん。でもその後少しずつ遊ぶようになってきました。と言ってもガシャガシャするだけ。
 違うのだ、積み木はこうするものなのだと、じいさんは細長い系のヤツを3つ4つうすら高く積んで見せるのですが、おお!とばかり、手をワタワタさせてガッシャーン!です。くそ、じいさん今度はそれを3棟くらい並べてつくる。ほらほら、おお!ガッシャーン!
 積み木の遊び方を間違って覚えてしまうのではないかと思い、だいたいにして終わるじいさん‥‥。

 つい先日、暇に任せてまた積み木遊び。ほらほら、おお!ガッシャーン! またかと思ったのですが、その中のひとつを手に取って、マジで積み上げようとしている様子。だけど手が思いどおりにはいかないんだなぁ。
 でも、ちょこんとのっかった瞬間がこれ。できたっ! 思わず声を出して拍手喝采のじいさんばあさんにつられるように、当の本人も満面の笑みで手をパチパチしてる。その後もなかなか難しいんだけど、ときどきみんなで拍手! できるうれしさがわかったんだなぁ。親バカ‥‥じゃなくてバカ祖父母‥‥だとはわかってますけどね‥‥。

 育休1年。食べていけませんからママは仕事に出るようになります。当面はばあさんがみますが、4月からはひよこ組となります。
 すでに歩くようになっているし、最近は感情的な部分の成長著しいのですが、そうは言ってもまだ1歳。イヤイヤも始まるし何だかかわいそうな気がしないでもない。病気ももらってくるんだろうなぁ。もっともっと大人になっていくんだなぁ‥‥。
 孫に負けないように、じいさんもがんばらないとなぁ。うん。