5年手帳2年目

 ほぼ日5年手帳、2巡目を迎えました。これまでは1枚めくれば何も書いていないページが待っていて、当たり前のようにそこに書き記してきたわけですが、1月1日に戻った途端、すでに書いてあるもんだからちょっと戸惑ってしまってまだ慣れずにいます。

 すでに書いてあることは去年の今日のこと。でもこれから書き加えようとしていることとほぼ同じなんだなぁ‥‥。あれ? もう書いたんだっけ? これ昨日だっけ? 次のページだっけ? という感じ。まだ始まったばかりだから仕方ないけれど、それにしたって同じような生活の繰り返しであることに気付かされます。
 そして同じような失敗も繰り返してしまうというのが何ともお恥ずかしい限りなんですが、予め読んでさえおけば、なるほどと、ちょっと違ったパターンで動いたりできるということも少なくないですね。

 ダイアリーというのは、1年間使い終えて新しい手帳に切り替えると、自分はもうほとんどそれっきりになってしまいます。一応携行して、数週間、いや3カ月くらいの間は見直すこともたまにはありますが、旧い手帳はやがてどこかにしまってしまい、あとはめったに見たりしません。
 人生はずーっと長い1本の道であり、手帳はそこを1年区切りにしただけのような感覚でいたのですが、2年目の5年手帳は、人生がもう一度ふりだしに戻るかのように、ちょうど1年の輪っかが螺旋状に束ねられているように感じています。
 これを続けている限りは、がんばれば5年間は、毎日1年前、2年前、3年前、4年前までその時節の過ごし方を振り返りながら、その日その日に向き合うことができるんだと思えまして、急にこの手帳が愛しくなってきました。
 ということは、イヤなことを書いておけばそれをずっと引きずりかねませんから、やっぱりそりゃぁ楽しいこと嬉しいこと美味しいこと素晴らしいことを書き留めておきたいものだと思います。
 そこはノーテンキにならない程度に、かつ現実は現実としてしっかり、良くも悪くも1年目に学んでいかなくちゃとも思っているところです。

 なめし革のカバーをつけて使っていますが、1年前、使い始めの写真がこれ。ぜんぜん違う〜。思ったほど変わらないように思っていましたが、こんなに変わるもんなんだ。
 同じことの繰り返しだとは言いましたが、自分の人生、毎年全く同じようにトレースしていくわけではありませんから、大なり小なり、この先の変化こそ楽しんでいかなくちゃとも思いますねぇ‥‥。