菖蒲華(あやめ はなさく)

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わからない
 いずれあやめかかきつばた
 はなしょうぶかと思うんだけど

 もう夏至かと思って間もなく1週間、第二十九候「菖蒲華(あやめ はなさく)」となりました。
 この「あやめ」ってのがややこしやですね。

 ・菖蒲(ショウブ) 葉っぱが似てるけど花は咲かずサトイモ科。別もの。
 ・菖蒲(アヤメ)  背が低く畑などに咲く。花弁の元は網目模様。
 ・花菖蒲(ハナショウブ) 背が高く湿地に咲くのが多い。花弁の元が黄色。
 ・杜若(カキツバタ)   やや背が低く湿地に咲く。花弁の元が白。

 これでだいたいわかりそうです。で、ショウブ、アヤメ、カキツバタはだいたい5月のようですね。花はほとんど青紫色らしい。ハナショウブは少し遅れて6月。「ハナ‥‥」の名のとおり花の色や種類も多いようです。同じアヤメ科なのでハナショウブもアヤメと呼んで間違いではないとのこと。
 ということは、この時季の「菖蒲華(あやめ はなさく)」って「ハナショウブ」のことではないのかな‥‥という自分の結論です。

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 時季といえば、一週間から十日ほど前が第二十七候「梅子黄(うめのみ きばむ)」でした。その頃は何となくまだ青いよなぁ・小振りだなぁと思っていましたが、今頃になるとさすがにいい色してきましたねぇ。
 いずれにしても季節の移ろいなど感じながら歩くのは愉しいもんです。

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 タチアオイがずいぶんにぎやかに咲いています。昨年は咲き始めがやや遅いかなぁと思っていたらあっという間に先端まで咲いて、そうして梅雨が明けましたっけ。
 今年は‥‥今ガッツリ咲いているのは梅雨真っ盛りということでしょうかね。雨量もピークなのかも。そうは言っても極端には違わないだろうから、あと1カ月は梅雨のじめじめを我慢しなくちゃならないのかな。
 テレビで観たんですが、今年の夏は太平洋高気圧だけじゃなくチベット高気圧にも覆われやすくて、それが重なる西日本で例年より暑くなるそうですね。今週はもう7月を迎えますが、梅雨もいや、暑いのもいや、そこを何とか逆に愉しめないもんですかねぇ。

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 大きな鉢の蓮。風に揺れる大きな葉と、たくさんの水玉も陰といっしょにゆらゆらする様はたいへん涼しげです。こんなの家の庭にあったら気持ちいいだろうなぁ。手入れしないから絶対無理‥‥。

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 睡蓮もゆらゆらしてます。ぼーっとしながら見ていると睡魔に襲われ蓮池に落ちてしまいそうでした。一瞬背中が冷やっとします。これはアカン。

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 今日もカワセミ撮影。数羽で水辺を行ったり来たり、エサを捕る練習みたいでした。この時期は生きるためもう必死ですから、こっちの様子など気にしてる場合ではないんでしょうね。子カワセミはこうして留まっていることが多いし、じっくり撮ることができます。
 こんな被写体のときはもうこっちも必死で、暑かろうが寒かろうが、乾いていようがジメっていようが関係なし。この時期の愉しみってこれだなぁ。