あいかわらずチマチマやってます

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見直しのノート見直し
 新しい目標できて次の見直し

 新しい職場に異動する直前、引き継ぎのようなことをしている時間は取れなさそうだと思い、ベースをつくってくれた前任者から少しでも聞き出しておこうと考え、1冊のノートを準備しました。Evernoteのヤツ。が、わずか1週間、いや数日の間に話す機会は結局ほとんどなくて‥‥。
 当面の心配項目をページごとに書き出して(メモできるようにして)おいたんだけど、心配事は何ひとつ解消されることなく赴任してあとはもう成り行き任せになっちゃった‥‥そんな3年前。

 そのノート、もちろんそれで終わったわけではなくて、そこのルールであるとか、気付いたこととか、覚え書き的にどんどんメモをしていったんですが、日を追ってその都度書き加えるだけだったから後々探し出すのが容易でなくなって、めんどうになって、年度終盤はもうどうでもよくなって‥‥。

 どうやったらわかりやすいか‥‥いろいろ考えたんですが、体系的に分類されている職場の文書分類方法に合わせていけば、自分が全体にどう関わっているかを考える上でもいいんじゃね?と思い、2年目からそうすることにしました。
 そう思ったついでに、1年目のラスト3カ月でその分類を精査すべく、さらにもう1冊(またEvernote)準備して、一定の区分ごとにページを割り振って、殴り書きだけど改善点などを思いつくまま書き込んで、年度末までに2年目用の分類表を更新したんです。やるときはやる。きら〜ん☆

 折しもソフトカバーのドット方眼が登場したので、さっそく鮮やかなオーキッドパープルのXLサイズを準備しました。自分の中では「見直しノート」と名付け、見直そうと思った日々のあれこれをメモしてきた次第です。観点はふたつ。
 (1)ひとつは「分類そのもの」の見直し。文書ファイリングは細かさと大雑把さとをどのあたりで落ち着かせるか、絶妙な我が家の味付けをしていくことだから、そこは常に考えていこうと思っています。
 (2)もうひとつは「分掌業務での関わり」。結局自分の仕事は縦糸と横糸との関係みたいなもんだからどこにでも及んでいくので、行き着いたそこで「こんなこともあるんだ」という「気づき」があり、ある意味客観視するから「だったらこうしよう」という「見直し」なんかにもつながっていくかなと。もちろん本業の分も。
 それで、見開きの左側にその区分だけの表を貼って(1)の見直しを、真っ白な右側には(2)の見直しを書き込んでいくことにしました。縦横もそうですが縦縦も横横も大切なことで、関連があればその分類番号を例えば「→123」みたく書いて、そっちにも同じように「←012」って書いておくと検索性・関連性が格段にアップします。
 元々体系化された区分ごとになっているから、この1冊の中に気づきやひらめきがどんどん蓄積されていくのでありました。もちろんその都度書いておかないとダメなんですが、ここに書いたり貼ったりしてさえおけば、年度末にはすげぇ1冊ができるって魂胆。

 こうして2年目は1冊目の見直しノートができました。1年目は Evernote2冊がそれに相当します。
 3年目の昨年度も、2年目に準じてカーキベージュのノートで同じようにやってきたつもりなんですが、(1)の見直しは次第に収まってくるというか、だいたい落ち着いてきてそれほどではなくなってきて、一方の(2)は言わばノウハウですから、どんどん増えていくばかり。増えるけど過去の分を見て終わることも少なくない。
 過去の2・3冊を取っ換え引っ換え見ることになるわけですが、それがたいへん効率悪いと感じるようになります。めんどうになってくると書かなくなる使わなくなる自分の性格‥‥。
 でもどうにか続けていかなければと思うし、実際手にとって見直すと、それはやっぱり宝物なんです、オレにとっては。

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 そこで、単年度で終わるんじゃなくて、どんどん増やしていくことにしました。見開きになるその区分のページに書き尽くしたら、同じノートを1ページ増やしていく。バインダーじゃないから手軽ではないんですが、でも同じサイズのノートを一回り小さく切ってテープのりで端っこだけ貼ればそんなめんどうじゃない。
 一気に何十ページも貼ることなどはないから、当面は過去のノートの使っていないページを切って使えばいいと割り切るなどして、年度初めの忙しさ、GW後の五月病シーズンも過ぎたところで、継続使用版ノートを準備しました。クラシックノートにもドット方眼が登場してホントにありがたいです。

 どうせ貼るんだったらと、先に過去3年のノートの重要なところだけはコピーして、もうじゃんじゃん貼りまくりました。まずはここまでのあれこれが集約されたのでものすごく安心しました。今後もこれまでと同じように継続して使っていく予定。

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 次の異動は今年度末か、あるいは数年後か、はたまたこのまま退職を迎えるか、見通しはさっぱりですが、そのときまでずっと続けていったらどれだけ膨らんでどんなノートになっているのか、ものすごく楽しみになってきました。
 そう考えるとガッツリ使っていかなければと思うし、使えば使うほどノウハウが蓄積されて頼りの1冊になって、自分自身の励みになるような気もするんだよねぇ。そういうノートにしていこうって目標ができると、ノートはますますおもしろくなっていきます。
 思い付きで使ってきたところもないわけではないし、過去ノートの全部をコピーしたわけでもないから、思ったほどの中身ではないんです。ただそんなふうにこのノートの性格がようやく明確になると、今後のウェイトバランスというか、日々のダイアリー、スケジュールノート、毎日使っているそれ以外のノートについて、改めて考え直すチャンスだなと思います。
 特にこの3・4年はそのあたりの試行錯誤が激しかったような気がするのですが、そういうところも少し落ち着いてきそうな気もします。歳も歳だし‥‥。