麦秋至

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衣替え
 気も振る舞いも入れ替わる
 麦秋のとき舞台も新た

 朝早い日が続き、帰って飲んでバタンキューな1週間でした。普通の出勤時刻でも、夜更かしなどもう無理だなぁと思います‥‥。文章考えたり写真撮っておいたりはするんですが、ブログ更新のための時間が作れそうでなかなか作れない。もうグロッキー‥‥。

 前の日曜日の写真です。久しぶりにマクロレンズに取り換えてみました。朝の陽にキラキラするスギナの水滴。パッと見どうでもいいんですが、こうして写真で見ると、何だか心が洗われたりします。餅は餅屋というか、そういう写真を撮りたいときは素直にレンズ交換して撮ればいいんだよなぁと、改めてそう感じます。

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 マクロおもしろい。続いてこれだってどうでもいいクモの巣へ。白くモワッとした世界を見せてくれているんですが、よく見ると無数の小さな水滴がひしめき合いながら、互いにバランスを取って落ち着いているんですね。

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 うっかりして手前の茎とかに触れてしまい、さぁどんな獲物がかかったのかなとご主人様登場。すまんすまん。水滴のバランスをひとつも崩すことなく自分の縄張りを渡り歩きます。すごいなぁ。

 衣替えを迎え、装いも新たに的にスタートした今週。軽装になる、それだけで気持ちもどこか軽やかになって、そうすると立ち居振る舞いもね、どこかやっぱり違いますよ。ついに夏が来たんだなぁって感じたりします。

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 夏といえば、もうヘビとか出てるんですよねぇ‥‥。平気で野山を歩き回っていましたが、一度見てしまうともう不安で不安で仕方がありません。
 ハチも動きがずいぶん活発になってきました。クヌギの木の近くにいるなぁと思って見ていたら、親指大ほどのでかさに驚いて慌てて逃げました。先日のカワセミもそうですが、生きものもどんどん育っていきます。

 七十二候は「麦秋至(むぎのとき いたる)」。麦は黄金色の穂をつける成熟のときです。最近やたらビールがうまいと感じていたのはそういうことだったのか‥‥(いや違う)。
 明日はもう二十四節気の芒種を迎えますが、穀物・稲の植え付けや麦の刈り入れなどに適した時季となります。
 正直なところ、年度初めの忙しさ的な感覚を引きずっていたような気がします。でも気付けばもう衣替えなわけで、今年こそはと思っていたあれもこれも、具体的な実践をすすめていかなければならないんですね。
 一人でやってるとそのあたり区切りの難しさもあるんですが、いやいや確かに次のステージなんだよなと思います。単純に、そこを意識するだけでもずいぶん違ってくることだし。

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 昨夕、西の空がずいぶんいい色だなぁと思って、少し早めに仕事を切り上げ、久しぶりにダム湖の方へ足を伸ばしてみました。今はこれからあと一仕事という感覚ですが、あの頃はだいたいこの時間帯で終わっていて、夕日を見たり撮ったりするのが楽しみだったっけ‥‥なんてことを思い出してみたり。
 こんなきれいな夕日のことなどほとんど頭になくなってしまった今、何とも損な人生を送っているような気がして残念でなりません。
 この先は梅雨に向かっていくだけ、きれいな夕日を見るチャンスが少なくなるばかりですが、だからこそ貴重な夕日を見られるように、日々ゆとりを持ってすすめておきたいもんです。気持ちだけでもね‥‥。

“麦秋至” への4件の返信

  1. マクロレンズって、嵌る時は嵌るんですよね。
    昔はNikonの105mmだったし、最近まではSONYの50mmでした。
    あまり重いカメラは嫌になってきているので、
    Canon M3と新しい28mmマクロでも狙ってみるとしようかと考慮中。

    kantoshi

    1. マクロおもしろいですね。
      どうってことないもの撮ってんだけど、
      微妙な距離や角度で表情が大きく変わってくるから、
      なかなか離れられなくなってしまいます。
      自分は相変わらずOLYMPUS、マクロは60mm。
      キヤノンの新しいマクロって、LEDライトのあれですね。

      1. そうそう、ピンポ〜ンです。
        このLEDライト付きというのは唸ってしまいました。
        これはオールラウンドに使えて面白そうです。
        後は予算をどうやって工面するかだな。

        — kantoshi

        1. マクロ撮影って、光を遮りがちですからねぇ。
          自分もなるほどなぁと思いました。
          自分もそろそろ買い替えたくなってきているところです。

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