一生青春

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青春を
 謳歌した日々
葉桜の
 故郷に集いし
  一生の友

(言われたとおりにやってみた)

 女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢のときに、体調の変わり目がやってくるというCMがある。7×8=56ということで、56歳の今年、小学校・中学校のときの同級会を開いた。
 なぜか極端に人数の少ない学年で 43人しかいない。当時は 45人学級?だったから自分たちだけ1クラスだった。だから全員に案内状を送ったりするのもさして手間のかかることではなく、中学校卒業後 40年になった今回は第9回を迎えた。
 残念ながら毎回半数程度しか参加しないのだけれど、半数も集まるんだから立派なもんだと思ってる。その8割は常連で、2割はお久しぶり組ってとこ。今回も「あいつ誰だっけ?」の同級会受付あるあるを経て、開会を迎える頃にはもう一気に 40年前のおんぼろ教室の光景が広がっているようだった。

 写真を撮りながらみんなの近況などを聴いた。人の話に茶々を入れるヤツがいて盛り上がったりするが、これもまた当時の授業や学級活動のようでおもしろい。
 たった20人ほどの近況報告、それが一次会ほぼ全部を使い果たしてしまうほどで、買って出た写真撮影とは言え、飲み食いはおろか、ほとんど談笑もできずに終わってしまった自分。実行委員のつらいとこ‥‥。

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 二次会は部屋でチマチマと‥‥のつもりだったが、幸いにも隣のやや小さい宴会場が空いているらしく、予めそちらに二次会の席を準備しておいていただいた。
 まだまだ話足りないのは皆同じで、全員が残ってしまいちょっと収拾が付かなくなる感じ。ぐるっと和になるように座卓を並べ直し、ようやく本番的にここから話は延々続いていくのだ。
 結果、4時間しゃべっても終わらない‥‥。さすがに時間・時刻の都合で帰らなければならなくて減っていくのだが、それでも三次会の部屋には3分の2が残って盛り上がってる。隣の部屋の方はさぞ迷惑だったことと思うが、ただただお詫び申し上げるしかない。
 3時間グダグダの笑い話が続き、7時間しゃべり続けた宴会に終止符を打ち、座卓を寄せて布団を敷き直し電気を消した。
 当初5名の予定だった宿泊人数、朝起きたら9人も寝転がっていた‥‥。自分は細長く座布団に寝ていた。前回の実態も含めて次回はこのあたり要検討。(笑)

 代表者のあいさつはこんな感じだった。

ーーーーー
 皆さん、こんにちは。そして三春へお帰りなさい。
 よくぞご無事で‥‥という思いです。

 今日の要項を開くと中に簡単な名簿がありますが、その下に、いつものようにこの会の歴史・これまでの開催状況をまとめておきました。前回はちょうど7年前、同じ日、同じ会場でしたね。
 その2年後に、大震災が起きて、それぞれがたいへんな思いをしたことと思います。福島の復興はまだまだ時間がかかるような気はしますが、少しずつ落ち着いてきていることも事実です。
 九州・熊本の様子などを見ると、どうしてもあの時を思い出してしまい、強い不安を感じたりするんですが、でもやっぱり、いろんな意味で前向きに生きていかなければと思うこの頃です。

 前回は50歳になる前にと企画しましたが、気がつけばもう次のステージがすぐそこまで来ています。ホントに日の経つのが早くなりましたよね。あっという間です。還暦なんていう言葉はまだピンと来ませんが、元気でその日を迎えられるように、あとひとふんばりがんばろうと、今回はそんな思いから企画を始めました。

 養命酒は飲んでいませんが、あのコマーシャルで言うように、女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢のときに、体調の変わり目がやってくるのだそうですね。厄年もだいたいその頃です。
 我々がこうして元気で集まることができているのも、第6回、第7回と、一応厄年なんてものを考えて開催してきた、そのおかげも少しはあるのかなと思っています。
 女性も男性もいっしょにこうした節目を迎える機会って、実はその7と8の倍数、7×8=56のこの歳しかないんです。最小公倍数です。次は112歳ですけど‥‥。今回はそんな意味があります。

 ひとつお詫びがあります。これまでずっと毎回先生方にも案内を差し上げていました。今回もそのつもりで始めたんですが、先生方は我々の他にも声がかかっているでしょうから、お歳もお歳ですし、逆に迷惑ではなかろうかと、たまには我々だけで気兼ねなくやってみてはどうかと、結局そうすることにしました。
 良いか悪いかは次に活かせばいい、次回のことも今日はいろいろ話題にしてほしいと思っています。第10回、60歳、オリンピックイヤー。どうしましょう‥‥。

 中学校を卒業して40年になりました。バスで一回りしてきましたが、すっかり変わった故郷の様子はいかがでしたか?
 皆さんそれぞれがいろんな人生を歩んできたわけですが、こうして顔を合わせ、懐かしい話をすると、あの頃にすーっとタイムスリップしてしまいます。いつでも、いつまでも青春時代でいられる、それがこの会だと思っています。
 今日はそんな意味も込めて「一生青春」という日本酒を準備させていただきました。会津の酒です。福島の日本酒は今大ブームですからね。ぜひ味わっていってほしいと思います。

 長くなってすみません。
 出席できない人の分まで、たくさんしゃべって、たくさん笑って、たくさん飲んで、故郷で過ごすゴールデンウィークの1日を、すばらしいものにしてほしいと思います。そしてまた必ず再会できるよう、元気でがんばっていきましょう。
 今日はほんとうにありがとうございました。
—–

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 たくさんしゃべった。たくさん笑ってたくさん飲んだ。まさかと思ったがギリギリの時刻で新幹線に飛び乗って仕事に戻ったヤツもいた。ブログくどいとツッコミを入れる女子パワーにタジタジしながらも、とりあえずはひととおりみんなと話すことができたかな‥‥。
 次回第10回の話題はさほど話題になることもなく、でも盛り上がる様子からだいたいの方向性は見えてくる。そうじゃない、こうだ、自分たちなりのスタイルがあってこうして続いてきた。それは次もきっと同じだと思うのだ。かっこいいことしない。だからたぶんちょっとずれる。

 ひとつだけかっこつけたのが「一生青春」という酒を準備したこと。ずいぶん前から今回はゼッテーこの酒を準備しようと(自分勝手に)思っていたのだったが、日本酒好きが極めて少なくて微妙に企画倒れの感‥‥。頼むよおい。

“一生青春” への5件の返信

  1. 言われた通りにやってくれて感動です!
    川柳で返したかったけど、浮かばず….
    すばやいレスポンス、すんばらしいです。
    そのうち、川柳返し、挑戦します。
    いやあ、ホントに楽しかったです。ありがとうございました。

  2. 七五調がんばってます!
    ホントお久しぶりで、実は最初ちょっとどなたなのか‥‥。(^^ゞ
    それにしても話は尽きないもんですね。
    楽しいひととき、GWのいいい1日でした。
    次回はだいたいそういうことですが、またお会いできる日を
    楽しみにしております。元気でね。

  3. 本当に楽しい時間を作ってもらい、世話役の地元の方々、ありがとうございました。
    hiromaruさん、次回は福島の日本酒をゆっくり飲みましょう。期待してしまいます。

  4. 遠路ホントにありがとねぇ。楽しい会になってよかったです。
    次回はやっぱりその頃になってしまうと思うけど、
    何だかまたすぐに集まりたいような気もしています。(^^;
    次はどんな酒を準備しようか、それを考えるのも楽しみです。
    元気でなぁ。

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