タイツ考

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 暮れに腰の痛みを覚えて以来どうも調子が上がらない。予想どおり腰部脊柱管狭窄症。歳を取るとみんなそうだと Dr.はおっしゃるが、痛いものは痛いのであって、その痛い足腰を何とかしてほしくて通院するのであって‥‥。
 先日少し書いたように低体温型冷え症ってのもある。さまざまな症状どストライク。ズバリそうでしょう。

 かるふわのかけ布団に替えたところ、ずいぶん改善されたと思う。きちんと寝返りできているのかどうかわからないけれど、熟睡できているような気はする。
 スースー間が減ったせいか、体側の冷えも少しは良くなったかなぁ。でも基本的にはまだまだ冷えてるのだ。タイツを穿こう、今回ばかりはタイツを穿かなければと思う。

 以前買ったものがあるはず‥‥だけどこの際だからと速攻ネットでポチる。こういうものはアウトドアなところで買うもの、そういうものだと思っていたので、某アウトドアメーカーのオンラインショップで探す。いくつかあった。肌寒いときに、中厚手、抜群のストレッチ性、なぁ〜んて言葉を追って見つけたそれをポチる。イメージどおりの写真だから迷わない。そしてすぐ届く。
 ややきつい感じはするけれど、以前穿いてたタイツとは比べればまぁずっと快適。さすがモンベル。きゅっと引き締まった感がずっと続いていて、痛みはまだあるものの、何となくスタスタ歩こうとか思うものなのだ。家に帰って脱ぐとちょっとせいせいする。
 しかしさ、これ1着ではどうしようもないじゃないか。もう1着、いや2着3着買い足そうと思うけれど、お値段がなぁ‥‥。そういえば1・2度しか穿いてないヤツがあるはずだからと、とりあえず様子見をすることに。

 ワカサギ釣りに行ってた頃は、すすめられてタイツを買って穿いてた。その日だけ。狭いテント故に身体全体もきつい感じがあって、帰ってきたらすぐ脱いで開放感に浸る。何のどれがいいのかわからず、タイツ=足腰にぴったりフィット、というイメージで、シーズンだからアウトドア商品の並ぶところで買っていた。
 年に1・2度しか穿かないが、何となく毎年1着買っては古いものから処分していたのだけれど、毎年「タイツってこういうもの」くらいにしか考えなかった。

 しかし、古いそれを穿いてみて改めてあの窮屈な感覚を思い出したのだ。こんなタイツとてもじゃないけど穿いてられない‥‥今はそう思う。実際、ちょっとデスクワークしてて立つときに太ももの後ろあたりに鬱血感を覚えたりする。エコノミークラス症候群みたく血流が悪化するような気がして、これはやめることにした。次のもダメ、次のも‥‥。
 洗濯して一回りしてまたモンベルのタイツに戻る。やっぱりこっちはいいなぁと思うけど、サポート効果という締め付け感はけっこうあって、そういうところよくよく考えると、実は必ずしも満足するような穿き心地ではないのだ。こんなカッチリしたフィット感ではない。オレはもっとやさしくやんわりとしたぬくもりに包まれたいのじゃぁ。

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 多少締め付け感はあってもやっぱ暖かいわぁと実感してしまうともう穿かずにはいられない。毎日穿くとなればそれなりの数も必要になってくる。買い足そう‥‥。さっきの話に戻る。
 さて、それじゃぁどこで何を買うか。しまむらか、ヨーカドーか、やっぱユニクロか‥‥。そこに割って入ってきたのがワークマンだった。考えればなるほどそうだと思うのだが、いやぁ思いつかなかった。
 しかも 500円タイツがおすすめだと、へぇタイツってそんなもん? だったら3・4着買ってこようか。でもそこにはラスト1枚しかなかった。とりあえず穿き心地を確かめて、それから買い足そうと思う。でも一応 1,500円タイツも買ってきた。

 さてどんなもんか穿いてみる。きつくない。それでいながらまぁまぁフィットする。だぼだぼ感はないが、腰回りに余裕がある。やさしくやんわりとしたぬくもりに包まれる感じ‥‥おぉオレが求めていたのは正にこれなのだ! このゆるさなのだ! 昭和の香りな懐かしささえ感じてしまう。
 そしてここで気づいた。ももひき、ももひきって言ってたけど、やや厚手のもふもふ感なラクダのももひきを、オレはももひきとしてイメージしていたのだった。でも、小さい頃白いヤツ穿いてたそれもももひきだったし、今こうして穿いているのも正にももひきなのだ。幅広ゴムでチャコールグレーだけど、現実はそのももひきだ‥‥。

 完全に覚醒された気がする。小さい頃、冬の寒い日、出かける前とか、こたつで温めておいたももひきを母ちゃんやばあちゃんに穿かされたっけ。あったかだったんだぁ。小学校高学年ではもう穿いてなかったような気がする。それ以来全く考えもしなかった。そうそう、女子は赤いももひき穿いてたなぁ。何で赤かと思ってたけどそりゃそうだよなぁ。
 あぁそのももひきを約45年ぶりに‥‥こだえらんにぇ〜。

 よし、モンベルのそれはやっぱアウトドアスポーツ用と考えよう。きちっとフィットするし伸縮性にも優れている。そのうえ保温性もまずまず。インナーでも悪くはないけれど、インナーではないのだ。このタイツを穿いた上にショートパンツを穿いてウォーキングするのだ。ちょっとおされ。

 一方のももひき、いや 500円タイツだが、これなら締め付け感がなくて穿いたまま寝られる。下半身あったかになったわぁ‥‥。でも一日穿いてるとゆるゆる感が出てくる。洗濯すると少し戻るんだろうけど、そうやってやがてゆるゆるになって1シーズンを終える、それでいいのだと思うのである。
 そしてまた寒いシーズンが始まるときに、新しいももひきが登場するのだ。小さい頃、新しいももひき買ってたぞと、まばゆいばかりの白いももひきを目にするのってちょっとうれしかったなぁ。福助のだったかも知れない。
 さて、今晩は 1,500円タイツいってみるか。

“タイツ考” への4件の返信

  1. ワークマンデビューですね。
    なかなかあなどれませんよ。

  2. ご紹介ありがとうございました。すげ感謝してます。

    続きの話です。
    その肌触りとか実際に穿いた感じとか、1,500円のタイツはすんばらしいと思ったのですが、最終的にはどこかいまいちだったんです。思えば1日1日を振り返ってみるとどれもこれも何か中途半端感があるような、どうも釈然としなかったんだなぁ。タイツって。
    実はぼくトランクス派なんです。ずっとそう。だけどこれひょっとしてタイツには合わないのかなと考えまして、これを機にボクサーショーツにしてみたんです。そしたら快適になりました。どのタイツもだいたいオッケー。(^^;
    なるほどタイツとトランクスとの相性だったのね。トランクスのもだもだ感が穿き心地を悪くしてたんだとようやく気づきました。

    1. なんと同じ事をしていますね。
      私もトランクスをボクサーパンツに変えました。
      トランクスでは履きづらいよね。
      夏は通気性でトランクス。冬はタイツとボクサーでOK~さ!

      1. まぁ何と言いますか収まりもいいでありますな。(^^;
        春まではこれで行くであります。アイアイサー!(^^ゝ

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