はじめること・やめること

　また新しいノートを始めようとしています。１冊のダイアリーをしっかり続ければそれでいいじゃんと思いつつも、これはこれで別のことだから‥‥とついつい新展開してしまうオレ。
　今回はちょっと壮大（？）な計画。人生かけつくり上げていくのであります。あれやこれやのスタンプ類総動員で、地味ぃ〜にペタペタやっていく。飽きもせずようやるなぁと、我ながら感心します。いや、呆れてるの方が正しいかも‥‥。

　少しでも手間を省くため、でかい（長い）ゴム印にしたかったのですが、それはそれで扱いにくくなってしまうのと、特殊サイズで急に割高になってしまいそうなので、在り来たりサイズで発注。数字のヤツ。
　それと、どうでもいいようなものをゴム板ちょっと細工して作ってみました。

　実際の使い道は‥‥正に自分手帳。人生の思い出ダイジェスト版みたいなものを作っていこうと思っているんです。そんなもん絶対いらねぇ・くだらねぇと思われる方が大半でしょうが、やってる本人は至ってまじめにかつ楽しみながら‥‥なんすよ。
　アルバムは見て楽しむものですが、読んで楽しむものがあってもいいんじゃね？なんて思うのであります。
　詳しくご紹介できる機会があれば、うまくいっていればですが、そのときは改めて詳しくお話ししたいもんですね。

　さて一方、モレスキンの前から、ほぼ日手帳 WEEKSが登場した頃から続けてきた、週間でのスケジュール管理用手帳。今年もそのつもりで使い始めたところなのですが、わずか10日ほどでやめることになりました。
　５年間もそういうスタイルでずっとやって来たから今年も当たり前のようにそうしたのですが、月間で俯瞰したい部分もあって中身を分けて書くように、マンスリースケジュールも用意したんです。
　マンスリーで全体を見渡しながら、ウィークリーで自身のスケジュールをマネージメントして行くみたいな、おぉこれはいい感じ‥‥で始めたんですが、どちらも日々どんどん書き加えられていくものですから、マンスリーとウィークリーとを見比べることばかりやってて、ものすごく非効率的に思えてきたんです。
　最初から効率的な方法だとは思っていなかったのですが、自分のスケジュール・行動計画などはそこからグッと浮かび上がってくるような気がしていたわけです。そこを重視したかった‥‥。
　でもどうしても不便。これを１年続けるわけだから早いうちに決めてしまった方がいいと思い、あえてマンスリーを選んだんです。そこに自分のスケジュールを落とし込んでいった方が楽かなと。
　ソフトカバー、ラージサイズ、ウィークリー、これが自分のベストと思っていたんですが、１カ月見渡しながらというもうひとつの重要ポイントを優先して、かつてずっとそうしてたマンスリー１冊でのスケジューリングに戻ることにしました。
　新しい年、始めることも大切ですが、やめる勇気も大事なことですから‥‥。

　実際にはこうです。
　左側は月曜から木曜日。右側は金曜〜日曜日 プラス ノート。使用前を撮ってなかったので参考まで３月のページ。ほとんど手つかずですが、月〜金まであれこれ予定が加わってきます。その日何がある。誰がどこへ行く。それだけを書く予定でした。

　そこに自分の予定（赤い部分）なども書き加えていくとこうなります。もっともっと増えてびっちりになっていきます。やっぱ別冊じゃない方がいい。安心した‥‥。
　ノートの欄に ToDo的なことを書くようにしました。その週でやることを書いていきますが、縦に見れば完全にもう ToDoリスト。これまで、来週のページに書いてあることは「来週でいいか‥‥」と先送りしがちだったことも実は少なくありません。
　が、こうしてリスト化されるともう少し先も見越すようになります。ここは結果的に良かったなぁと思います。ただ、欄が足りない‥‥。一番上（ふせん貼ってある段）やその下の先月欄もうまく活用していきたいもんです。

　今思えば週間の手帳は震災の年からでした。たまたま３月に大震災・原発事故が起きて、その後はホントに目まぐるしい日々で、閉校・開校とこの数年ずっと何かに急き立てられるような、追いかけられるばかりの仕事でした。
　だからあまり先のことは気にしないで、とにかく当面の１週間をやることだけ、１週間を意識して集中するような仕事を心がけてきました。そういう手帳にしてきました。
　しかしもう５年が経つとか、３年が経つとか、そういう思いもありまして、そうするともう少しざっくりと広く長く全体を見渡した感覚も意識した方がいいかも‥‥なんて思うようになってきたんです。
　そう考えると、反省することも評価すべきことも見えてきまして、そうだこれこそ原点に立ち返ってみることなのかもしれないと、今さらながらリスタートの気持ちなんであります。