通院その3

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 今回はエコー検査のため5週間での定期通院。結果は特に異常なく、いつもの血液検査も大きな変化なく薬は適量そうだし、主治医と簡単な雑談して安心し、同じように薬を処方されて帰ってくるだけ。それだけって‥‥。
 次は来年・1月半ば。1月というと入院に至ったあの日を思い出すんです。即日入院。その瞬間から寝たきり生活。思いも寄らない手術‥‥。あれから〇年も経つんだなぁってしみじみ振り返る時期でもあります。

 とにかく病院嫌い。基本的には自然治癒力頼み。せいぜい富山の置き薬。そうして生きてきた人間だから、入院はもちろん手術など全くの想定外だったんです。だって痛くないんだもん。痛みがオレの病院基準かも。
 痛くはないけど、ただただ衰弱していくだけっぽい今のオレってどうなのよ‥‥だったのよ。あのときは。さすがに病院行った。間一髪‥‥。_| ̄|〇

 ひろまるさん、手術してどれくらいだっけ?
 はい、間もなく16年になります。ちょうど40歳でした。
 40かぁ。ボク2つ上だから 42だったんだ。早いねぇ。

 あれこれ話しながら、最後は聴診器を当てての診察。前側じっくり診て、後ろ側へ。そういえば午前中の通院で貼ってもらった湿布薬がそのままだった。でもそれにどんな反応示すのかと後ろ向きで楽しみにしてるオレ。しかし今日は忙しいと見えて完全スルー。

 はいそれじゃぁまた来年‥‥

 って終わり方にやや拍子抜けの感。突っ込んでほしかったんだけどなぁ。そう思ってる自分にハタと気づくんです。
 冒頭の話、簡単に締めくくってしまえばそれだけのことなんだけど、この通院だけは何か違う感覚があるんだなぁ。病院嫌いな自分だけど、ここは何とも思わないのです。そりゃぁ16年も通い続けてりゃ月々のルーチンになるもんねぇ。そうなっても話さないところでは話さないけど。
 整骨院も理容院もそうですが、やっぱり話をするということの大切さかなと思います。カード1枚で「はい〇〇さん」てことにはなるけれど、リアルな話がそこに刻まれるような気がするの。磁気カードでもない、マイクロチップも入ってない、紙やプラスチックのカードなのに。
 ネットに登録したIDにはいろんな情報が蓄積されます。ICカードなども。SNSの連鎖などものすごい情報になっていくけれど、感覚としては何も刻まれてなくてふらふらと漂ってるようなもの。その不安定感がとても不安で入り込めない。
 いや、このブログもツイッターも、通販だってカードだってかなり利用してるんですが、どこかに自分の線引きがあるんだなぁ。

 通院してあれこれ話して、そんなことを感じた日でした。