目でたのしむ

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 シーズン真っ盛りの忘年会。大所帯だと会場確保がたいへんです。だから言ったじゃない、そろそろ会場だけでも‥‥って。結局それも引き受けるハメになり、どうにかホテルを押さえることができて、とりあえずは無事終えることができてホッとしました。
 冬のパーティプランお一人様ン千円(税別)コースな飲み放題。最近そんなに飲まないからとは思うんだけど、どれも飲み放題セットなんだよね。店やホテル側としてはその方がいいんでしょうから‥‥。

 とは言え何つったってホテルのン千円(税別)コース料理ですから、そりゃぁ楽しみですよ。円卓にはどんな料理が並ぶのかと期待しながらさぁ開会。本日のメニューなどスマホカメラでカシャっとかやってると、まずはそれぞれの席にフランス産鴨のローストなんちゃら登場。おぉ‥‥。続いては‥‥フォアグラのと香味野菜のなんちゃら、おぉ‥‥。
 麓山高原豚の‥‥、鯛の‥‥、ビーフシチューの‥‥、どれもおいしいし、きっと厳選素材なお料理なんでしょうけれども、そっかぁ、料理は全て小皿に取り分けたものが運ばれてくるシステムだったのね。並ばないのね。コース料理だもんね‥‥。
 目で楽しむ豪華さってあるじゃないですか。うわぁ‥‥って、それがぜんぜんなくてね。いやビンゴゲームでそれどころじゃなかった時間もそりゃぁありましたけど、あれあれって感じで2時間終了と。もちょっと豪華版な雰囲気感じたかったなぁ。円卓何のためだったのさ‥‥。
 飲み放題のお飲み物も各種取り揃えてありました。生ビールじゃなくて瓶ビールなのは仕方ないかな。梅酒に焼酎にウヰスキーなどなど‥‥はいこれですよと部屋の隅に出てるのね。
 でも、料理とは逆に、飲み物は見えなくていいなぁ自分は。このナントカって言う焼酎、麦ですよね、じゃぁそれ水割りで、って頼んで、待ってる間が楽しみなんです。あぁ今日は芋しかないんですよぉ‥‥じゃぁ芋で、っていうのもアリなんです。どんなグラスで来るのか、どんな色のカクテルなのか、そういう楽しみがなかった‥‥。バーカウンターでバーテンさんだったら別なんだけど。
 結局少々興醒めしたところもあって、ビールばかり飲んでました。

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 二次会。大人数でなかったら候補だった居酒屋へ、たまたま入りました。
 野趣あふれるこの居酒屋は、微妙に他の店と雰囲気が違います。キュウリもキャベツもざっくり切ってそのまま出てくる。は? 勝手に味噌つけたり塩かけたりして食べる。うまい。あれとこれと‥‥の料理が手早く出てきてテーブルに並んでいきます。
 生ビール飲まなかったから一杯‥‥と思ったけど、ビールばかりでも能がねぇなと思い、鹿児島産の果物ベースなフルーツカクテル系いってみる。なんちゃらモヒート、どんなもんが出てくるのかとそりゃぁ楽しみ。赤や黄色にだいだい色。写真撮り忘れたけど、狭いテーブルは料理といっしょにいっぱいになって実に鮮やかそして華やか。飲ませて飲ませてとおやじ連中ちょっとだけの回し飲み。
 最終電車なのであとは若者に任せ、わずか30分で切り上げる。ちょっと淋しいけれどでも満足でした。

 人それぞれだからね。オレは居酒屋だな。行ってきてあぁ楽しかったなんて言うクセに、居酒屋自分ちで好きなように食って飲んでる、実はそれが一番だったりするんですけどね。できれば料理や肴をあれこれ並べて飲みたいの。要するにそこか。

 最終電車。後輩発見。だいぶやってきたな、目がとろんとしてるぞ。オレけっこう普通。今日は勝ったような気がした。こいつ終点まで行かなければいいが‥‥。