雨水・土脉潤起

150219

 昨日は一日中雪が降るあいにくの天気。このまま降ったらまた相当積もりそうだな‥‥なんて心配していましたが、今朝方まで降っても地面はわずか数センチ。あたりの山の木々もしっかり雪をまとってるし、けっこう積もったなというパッと見の印象だったんだけど。確実に地温が高くなってるんでしょうかね。
 まぁそれが春の雪ってもんですからね、やっぱ春が近づいてるんだなぁと素直に思います。雨水の候、土脉潤起(つちの しょう うるおい おこる)。雪は雨に変わり、氷は水になり、冷たい土を潤して、植物は芽吹き始め土の中の動物も動き出す。そんな寒さの和らぎを、今日はしっかりと感じた日でした。

 脉は脈の異体字だそうで。土脉潤起‥‥脈々とした動きを感じますし、それこそモグラなどが地表付近をうねうねと歩き回る様子さえ思い出します。

 今日はくもり。気持ちも何となく沈んだりするものですが、風もなく寒くなく、実際は意外に穏やかな日なんだよね。午後から研修会があって出かけましたが、雲の合間からうっすらと日が差すこともあって、もう雪の心配しなくてもいいか‥‥などとホッとしたり。寒い我が家の風呂場も、そういえば寒さなど気にせずシャワー浴びてたなぁ。

 年度末で何かと忙しい日が続きます。計画的にやればいいんでしょうが、現実はそう簡単じゃない。のは自分だけ‥‥?なんて感じることも少なくありません。今年も最後尾をローギアでしかも空ぶかししながらちんたら走ってるような気がするぅ‥‥。
 仕事柄、異動は付きもの。いろんな意味で自分のことよりも周囲のそれが気になる。気にしておかないとたいへんな目に遭う。自分としては単純に3年目へ突入していくんだとばかり思っていましたが、その前の年から考えると起承転結のストーリーがはっきりと見えて来るのに気付きました。
 はぁ‥‥ここにきてまさかの「転」どんでん返しですか、ここでですか‥‥。最後のまとめ、みんなでやってくよと、オレはそうとしか考えてなかったんだけど、そんなにそんななんですか。ショックはショックですが、みんなそれぞれに良い方向に向かっているんだと思うから、自分もここはポジティブに考えようと思っています。淋しいけど。
 とにかく土は潤い和らいで新しいことが起きていくものです。それはみんな同じ。残る自分たちにもきっといいことが起きる。花は咲かない、実も付かなかったけれど、自分たちなりに土作りはして根を張るように育ててきたつもり。それでいいのだ。