ひなまつり

 もう3月。休みが明けたらもう4日。あぁこれで年度末大丈夫なんだろうかと思いっきり不安になる時期です‥‥。
 そんなの重々承知で、終末はもう割り切ってひなまつり、土日連続で孫の初節句祝をしました。

 まずは内孫の方。自宅でとも思ったのですが、雛人形を飾ってあるところということで両方のじいさんばあさんがアパートへ。オードブルや刺身を取って、サラダやおつまみを作って、ケーキ風のちらし寿司まで登場しました。
 久しぶりにジャーサラダを作っていきましたが、ばあさんや、まず最初に目で楽しんでから開けてほしかったな‥‥。もうひとつ、きのこやベーコンのクリームソテーみたいのも作っていきましたが、これもなかなか好評でした。
 料理が得意なわけではないのですが、作って食べるのって楽しいし、あれが好きだこれがキライだって何かと盛り上がるし、そういうのがいいんだなぁ。
 7カ月も経って寝返りしなくて心配していたのですが、ちょうど1週間前、満を持しての寝返り動画が送られてきて、これがなかなかにダイナミックでね、ものすごい安心して迎えた初節句でした。

 翌日は外孫の方。実家の方へお呼ばれしました。娘の方の孫にはこちらから雛人形を贈ったわけですが、いろいろ考えた末、いや何というかビビビの直感で、こんな木目込みの立ち雛にしました。
 生まれたのがひなまつりの直前だったこともあり、1歳を過ぎての初節句。もう少し興味を示すかと思っていましたが全く‥‥。こちらは寝返りも早く、11カ月でもう歩いていました。ので、リュックサックに餅を少し入れて背負わせてみました。一升餅ってヤツ。さすがにフラフラでしたが、これで一生食べ物に困らず健やかに育ってくれるかな。

 料理はたくさんあるようだから、でも少しだけローストビーフを作って持っていきました。桃の節句にちなんで桃色の肉かなと。でも豪華な仕出しお膳にもローストビーフが入っていて、微妙に、思いっきりかぶってしまった‥‥。
 が、これでなかなかうまいのよ。ホッと一安心。

 ここはやっぱり白酒でしょうと、じいさんしっかり準備しました。
 1日目は「秋鹿・霙もよう」。炭酸がかなり強くて「開栓注意」の表示はもちろん、店の方にも「くれぐれも注意して」と指示がありました。ゆっくりゆっくり開けます。
 発泡によって沈んでいる澱が全体に広がり、傾けて注いで戻してさらに混ざって、という感じで飲んでいきます。飲むのは息子と自分なのでまぁ適量だったかなと。
 2日目は「にいだしぜんしゅ・はつゆき」。三春駒・大吟醸を冷やして準備していてくださったものですから、先にやっつけます。これはうまいのですが、さすがに一人では‥‥あ、おかあさま大丈夫でしたよね、と、二人でやっつけます。

 二日間とも天気が良くてありがたかったです。
 んで、よくよく思い出してみると、ひなまつりなんて言いながら、雛人形のことについては誰一人・何一つ触れもせず、でも賑やかな孫たちにすっかり満足でした。そういうものなんだなぁ。
 これでやっと肩の荷が下りた気分。そして満足はしたんだけれど、さすがに連日真っ昼間から飲んでぐったりと‥‥。