大寒・水沢腹堅

 休日で2週間ぶりに歩きました。外はいいな‥‥。

 降ったのは2日前だから、表面が凍ってもっとザクッとした感覚を想像していたのですが、意外にふわっとしてキュッとする雪でした。寒いから溶けない凍らない。中の方から溶けている感じです。
 小動物の足あとがたくさん。この木に登るんだろうというところが点線で結ばれているみたいです。そしてここは獣道だなと思っていた草むらや笹藪にある微妙なトンネルっぽいところにつながっていきます。定点カメラでも置いてのぞき見したい。
 森に入るときいつも少しだけ心配しているのがイノシシ。そのへんで遭遇したらヤバイよなぁと思うのですが、足跡はなかったからこのへんにはいないかな。
 そうして足もとを見たり、天を仰いでみたり、右だ左だと音がする方に反応したりと、気付けばいいストレッチになってるんだなぁと思って、やっぱり歩かなくちゃです。

 愛宕神社の階段からお城山を望みます。薄く積もった雪のせいで坂道の勾配がわかるし、そこを自分がとぼとぼ歩いていく様子も想像できておもしろい。
 ひぃひぃ言いながら登り上げたあのてっぺんから手を振る様子を、ここから見てみたい‥‥なんて子どものようなことも考えるのですが、うん、今日はそこまでの時間はないので登らないよと。

 季節は大寒、第七十一候の「水沢腹堅(さわみず こおりつめる)」。沢の水までも凍ってしまうような、一番寒い時季です。真冬日にこそなりませんが、最高気温は5度以下が多い‥‥。あれ、例年より暖かいかも。
 この川もいつものようなガチガチの氷じゃなくて、サラッとしてるというか、そういえば鳥の羽みたいです。必死に追いかけてるわけではないけれど、昨年は結局カワセミを捉えきれなかったのが残念でした。今年こそ‥‥いや、今年もボチボチ撮っていこうと思っています。

 残りは第七十二候のみ。ひとまわりして2月になればもう春がやってくる。毎年そう思って少し前向きにはなるのですが、現実はいよいよ年度末のあれこれに追われるだけ。計画的にとは思っても、自分の計画どおりに世の中は動いてくださらないもんだから、商売あがったりでただグッタリするだけだったりで、バッタリ倒れないようにと願うばかりです。
 もうひとつの心配がこれ。もうちょっとずつツブツブが出てきましたよ。ストナリニとアルガード準備しなくては。あぁ憂鬱です。春が近づくのはいいんだけど、どうも素直に受け容れられないんだなぁ‥‥。
 春が近づくと、このあたりはいよいよドカ雪の心配です。今回の雪くらいならいいし、どうせならもう降らないで終わればいいんだけど、雪がなければ田んぼが心配だし、まぁほどほどの雪は覚悟しなければ。

 さて、春と言えば、我が家に雛人形が届きました。いにしへのイメージで彩度をグッと抑えてみました。
 実際には孫の住まいへ飾るので今回は仮に出して並べてみただけですが、いやぁやっぱり鮮やかでいいもんですな。三段飾りどころか今はお内裏様とお雛様・親王飾りってんですか?そういうのが少なくないとか。
 その分、生地であるとか中がどうとか、桜は滝桜をイメージしておりますとか、いやいや、ほんとうにありがとうございます。
 一方で、娘の方の孫にはこちらから雛人形を贈りました。同じように親王飾りになるわけですが、木目込みの立ち雛にしてみました。至ってシンプルではありますが、いずれにしてもお安くはないのですなぁ‥‥。
 というわけで、約1カ月後には2連チャンの初節句祝いとなります。仕事がそれなりに捗っていればいいんだけど‥‥という心配しても仕方がないから、がっつり飲むよう体調を整えておく方を優先。でも一人で飲むのはなぁ‥‥。