朔風払葉

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 きれいだきれいだと言ってた紅葉もすっかり昔のことのよう。小雪・第五十九候「朔風払葉(きたかぜ このはを はらう)」となり、愛宕神社の境内も吹き溜まった木の葉で埋め尽くされていました。
 太陽は低くなり、木々も石灯籠も長い影を落とすようになりました。あぁ冬だなぁと感じる光景です。

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 今年の初雪は11月25日。ぽつりぽつりと降ってきたみぞれまじりの雨でさほど気にもしなかったんですが、帰る頃には道路もシャーベット状になるほどで、少々驚きました。
 だいたい初雪なんてのはチラチラと舞う程度だったり、朝方うっすらとあぁ積もったのかなぁくらいのもんです、このあたりでは。そういうところちょっと意外で、あぁ何かやられちゃったなぁとか思いながら家路を急いだ次第でした。

 ただ、その直前に新しいスタッドレスタイヤ交換してたから、ものすごく安心感はあったんです。備えあれば憂いなしってあぁこのことだなというのも実感。
 と同時に、そういえばその日の朝、何を思ったか珍しく玄関先の落葉を片付けたりしたことを申し訳なく思ったりもしたんです。普段しないことをしてしまったからなぁ‥‥。だから、初霜もなければ初氷だってないのにこんなに雪が降っちまったのか‥‥って。

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 でもまぁいずれにしたって初雪だから、すぐに溶けてしまうのはわかってます。わかってますけど、もういよいよだなという踏ん切りもついて、スタッドレスタイヤ装着率は一気に上がるんですよね。
 天気はあまり芳しくないような予報だったけれど意外に晴れてしまった週末。ここを逃したらあかん!と一念発起。休日出勤してる子どもたちの車、しゃぁねぇ父ちゃんタイヤ交換してやるわ‥‥って頑張ってみました。
 2台分ともなるとけっこう腰にくる。1時間ちょっと。あとは任せようかとも思ったんですが、また明日どうなるかわからないから、夏タイヤ洗うところまではやってやろうって、父ちゃんえらいなぁ。
 洗って乾かしたら、来年はこういうローテションにしろよと、ひとつひとつに付せんメモまで貼って、そうして軒下に積んでやる父ちゃん。えらい、えらいぞ!
 さすがに片付けはもうダメダメ、身体がついて行きません。あとは自分でやったみたいです。それじゃぁ全部終わったところで、1本 2,500円と洗って乾かしても含めた手間賃合わせてお一人様1万5千円いただきますとか言い出す父ちゃん。えらくねぇ‥‥。

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 腰を中心にすっかりガタガタな身体の日曜日。今日はじっとしていようと思ったのですが、どうやらやっと初霜が降りたっぽい。ここは行くしかないと決断し、ちょっとだけ歩いてきました。
 でも気づくのが遅かったのか、気分程度の初霜だったのか、思ったような白い世界ではなかったんです。拍子抜け。
 夢中になってカメラカメラ‥‥にならなかったから、あ、NIKE FUELBAND を付け忘れてきちゃったじゃないか‥‥という方が気になってしまう。せっかく歩くのに数字が取れねぇじゃん、あぁもったいねぇとか思うの。そういうの気にするわけじゃないけどさとか言うくせに、すげ気にしてると思うの。

 気にしてると言えば、雪のシーズンになると雪のことばかり気にしてしまいます。でも雪は別にどうでもいいんです。雪は積もらないかと心配しながら寝る平日の夜がイヤなのです。心配したところでどうせほどなく爆睡するし、どうせ早起きしちゃうんです。

 要するにただの心配性‥‥。
 そんな心配性故に、年末は気忙しさ倍増です。さぁあと1カ月‥‥はぁ。