芒種

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 あっという間に仲夏の候。二十四節気は芒種、七十二候は第二十五候「螳螂生(かまきり しょうず)」です。6月に入り衣替えとなり、だからでしょうか季節感がガラッと一変した気さえします。
 いや、5月の異常な暑さが落ち着いたからかなぁ。少しずつ梅雨に向かって、今頃の普通の日々になってきて、ちょっと安心しているような感じでもあります。

 芒のある麦の刈り入れの時季、芒のある稲がしっかり育つ時季、そして芒のある雑草もまぁ勢いよくぐんぐん伸びています。この雑草がね、ちょっとの間にすごく伸びるから、風景がガラッと変わってしまう。もちろん草を刈ればまた風景が変わる。そういうのも歩いていて楽しいものです。

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 久しぶりに法蔵寺へ寄ってみました。今年もハスの準備がもうすっかり整っていました。花が咲く頃が楽しみです。
 葉っぱの上の水玉が、やさしい風にゆらゆらと、ころころと、やがてすーっと滑り落ちていくのを見ていると、なんだか不思議な気分です。立つ鳥跡を濁さずと言いますが、ハスは水玉が滑り落ちたあとは、ホントに何事もなかったかのように何もないんだもの。
 今日は陽差しも強く、ハスの葉の上の水玉は宝石のように輝いています。ちょっと一粒つまんでネックレスなど作ったらさぞかしきれいだろうなぁ。

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 植物が育てば生きものも育ちます。虫たちも食欲旺盛と見えて、フキの葉っぱも見事な虫食い状態。これまだまだ食い尽くされるんだろうなぁ。
 イモムシやケムシ、チョウやガも、テントウ虫も、たいそう元気です。かなりでかいハチがオレを狙ってか警戒してかブンブンまとわりつかれて恐かった‥‥。刺されたら終わり。アナフィラキシー。

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 ところでカマキリは‥‥。相変わらずカワセミも探しながらのウォーキング。残念ながらどちらも見つけられませんでした。
 ちょっと雨が降ったからか水面はさわやかに落ち着いてる感じ。カモがじっと動かないでいるのは、近くの草陰にヒナがいるからかも知れません。間もなくカルガモの行列が見られることでしょう。
 カワセミの給餌や魚捕獲訓練も見られたらいいんだけど、ん〜あまり期待できそうにない様子なんだなぁ‥‥何となく。

 さて、仲夏の候ということで冷やし中華でも‥‥ということはなく普通に今週末分のワンタンメンを食べて(今日のかぶりチャーシューはやわらかで良かったぞ)、さぁまた1週間のはじまりです。