お彼岸の頃

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 何年も歩いて見ているから、この堰が秋のお彼岸の頃に下ろされるということを知っております。今年は19日頃に下ろされたんじゃないかと思います。川岸に設置された用水路にも水を送って田んぼまで引いていくために堰き止めておくんですが、いよいよ稲刈りシーズン、田んぼの水を切るようになるので、来春までお役御免となりました。

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 ってことで、どよ〜んと溜池のようになっていた水位がぐっと下がり、新鮮な水がさらさらと流れるたいへん気持ちいい川に戻ったであります。
 2日ほど過ぎてドブ臭さもすっかりなくなり、昨日は青空も広がって、見慣れてるとは言え山間らしい風景に癒やされるオレ‥‥。

 しばらくご無沙汰のカワセミですが、堰き止められていたおかげで餌場が確保されていたような気がするし、いややっぱりきれいな水の流れで餌を探す環境に戻ってよかったかなとも思うし、実際のところはどうなんでしょうかね。
 清流の宝石ってくらいですから後者であってほしいですけど。堰き止められてはいても水は循環してるんだからやっぱり前者か。

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 なんてどうでもいいようなことをあれこれ考えながら歩くオレ。そろそろ上の堰跡のポイントだから望遠レンズに換装完了。とりあえずレンズを覗いてみるオレ。このSW中にやろうと計画した5つのこと、その2。必ずやカワセミを写真に収めるのだっ!
 と、ひょー、イメージどおりカワセミが留まっているのでした。ここはまずどうのこうのやってるよりシャッターを押すのだ! の瞬間飛び去ってしまいました。換装前は明るいレンズだったのでシャッタースピードを速くしていたのでした。故に暗いレンズではこんな結果。連写もOFFだったし、その後は姿が見えず結局これ1枚っきりと‥‥。

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 でも帰ってからちょっと明るく調整して切り出してみたら‥‥おおぉ‥‥そこそこのシャッタースピードだったのが功を奏し、飛び立った直後の羽ばたきを捉えていてくれました。かなり甘いっちゃ甘いピントなんですが、ちょっと嬉しかったです。と日記には書いておこう。