怒濤の一週間

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 明日は雨だって予報だから、今日のうちに歩いておかなくちゃと、定期の通院前に一歩き。曇り空だけど湿度がやたら高くてムシムシする日。
 ホントはじっくり歩きたいところなんだけど、このジメジメでヤブ蚊がわんさか襲ってくるもんだから、急いで逃げるように森を抜ける。息を止めて駆け抜けるわけではないんだけど、これでヤブ蚊は追ってこないと思うとせいせいして肩で息をしたりする。

 セミの鳴き声が先週よりさらにすごい響きだ。オレは太い木の幹にしか留まんねぇよと、人の気配を感じたらサッと鳴くのをやめて遠くの木を目指して飛んで行ってたのに、今は飛び立ってもすぐ隣だったり、ハタハタとすぐ近くの何かにつかまったりして、行動力は格段に落ちているのがわかるが、とにかくやかましくまた鳴き続けるのだ。いよいよ夏の終わり、もう時間がない、ただ必死で鳴いている様子が何とももの悲しい‥‥。
 森を出たところにはトンボがたくさん飛んでいて、季節の移ろいをさらに感じたり。

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 木槿に替わって百日紅のピンクが際立っている。花の期間が長いことから「百日紅」の漢字が当てられたそうだけど、オレ的にはつるつるした幹が「サルスベリ」の所以なんだわねという方がわかりやすい。この木からあのことわざが生まれたんでしょう。

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 その後もすぐ見られるだろうと高を括っていたのだが、今日は1カ月ぶりにカワセミを撮ることができた。
 上の堰跡に二羽留まっているのを見つけたものの、カメラを構えた途端に川下へ‥‥。様子を見ながらスタスタと早足で追いかけていつものポイントへ向かう。と、一羽だけピーピー鳴いているのですぐわかって撮ることはできた。子カワセミか。
 んでも何枚か連写で撮ってるうちにちょっとかわいそうになってきて、たぶん親カワセミは上に戻ったんじゃないかと思って自分も戻ってみた。オレが上に戻れば親カワセミはまた下にやってくるんじゃないかと。
 ところが、途中途中でどんどんオレが上に追いやるようなカタチになってしまって、ついには堰跡よりも上に親カワセミは飛んで行ってしまった‥‥orz。
 これは申し訳ないとまた川下に向かって、今度は慎重に子カワセミをやり過ごして下流に回り込み、そこから少し物音を立てるように追い払うみたく上流に飛ばしてやった。

 お盆休み明け、どっさり溜まったメール添付書類から始まって、連日まぁいろんなことがあった1週間で、少しずつアクセルを踏んでいくつもりだったのにまたいきなりの全開モードでぐったり‥‥。
 調子こいて飲み食いしたせいで胃腸の調子も芳しくなく、そうなることを予想して昨日の飲み会を急きょ断っておいて助かった。久しぶりなので楽しみではあったんだけど、何だかもうテンションまでも‥‥。
 この週末も少し宿題が残るはずだったんだけど、実は週末の会議が期限みたいなもんだったから、これは結果オーライ的にスルーできてしまって、今日・明日は貴重な休みになった。
 夏休みが終わる。もう少し気持ちに余裕が持てるようになるはずだったのに、ひとっつも夏休みらしくなく終わってしまう。月曜日からいよいよ本格的全開モードになる。気持ちをリセットしなくちゃ‥‥なんて考えてみたかった。がずっと全開モードのままなのだ。オレの夏休みはどこへ行ったのか。も少し夏休みらしく休んでみたかった‥‥。
 明日一日で気持ちをどうリセットしたらいいものか。