新芽の季節

　ずっと歩いてなかったから、カメラもホント久しぶりです。写真の撮り方忘れちゃったんじゃねぇかと心配していたんですが、もうどれもこれも、何もかもがキラキラと新鮮に目に飛び込んでくるものだから、片っ端からシャッターボタン押す感じ。笑
　なもんだからぜんぜん進みません。最初の１km、１時間くらいかかってますから‥‥。
　もう新芽がどんどん出ています。小さいけど鮮やかな黄緑色の新芽が空間に階層的に広がっている様が、とても新鮮で生き生きとしていて、何か元気をもらっているような気さえしました。

　いつものコースなんですが、その前の森の入口手前の様子。昨日の雨なのか朝露のせいなのかわかりませんが、まぁ見事なキラキラ感。天気が悪ければ悪いなりにいろんな写真が撮れるものではありますが、やっぱ光り輝くキラキラな写真が撮れたら、そりゃぁテンションも高くなりますよ。
　もう見るもの、レンズを向けるもの、何でもかんでもカメラに収めたい衝動に駆られてしまっていました‥‥。

　もうすっかり春の陽気‥‥のはずだったんですが、実はそのキラキラ写真の前、意外にも霜が降りていて、ヒメオドリコソウたちが凍てついてしまっていました。せっかく新しい季節になって姿を現したのに、ちょっとかわいそうな気も‥‥。
　森に入る前、季節のそうした変わり目というか移ろい方を目の当たりにして、急展開ながらもこの１カ月半をギュッと味わうことができたから、思ったよりも不自然さを感じなかったような気もしました。ま、どうでもいい話ですが。

　ツバキの花も旬です。あっという間に花びらが茶色くなってしまうから、なかなかいい写真が撮れないんだよなぁ‥‥と思っています。今日はその一気に咲いた瞬間を見ることができたようでうれしかったんですが、ホントはもっともっとゆっくり時間をかけて見たり撮ったりしたかったんだよね。
　次の用事があるんだから仕方ないんですが、もう少しのんびりとゆっくりとした生活をしていきたいもんです。新芽の季節とはいうけれど、あっという間に若葉に、そして青々とした葉っぱの季節になっていっちゃうんだよなぁ。何だかもったいない‥‥。