冬至・乃東生

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 2日連続で歩くのは久しぶり。年末のこの時期に連休しかも三連休って、うれしいけど実はあれこれ焦ってること多くて‥‥。でも休んでしまうと諦めもついたりして。(^^ゞ
 今日は冬至。ゆず湯とかあまり習慣がないのでやりません。普通に入浴剤。冬至カボチャもやりません。そんなに好きではない。何も変わらない普通の休日です。
 何気ない普通の日も、日の出・日没の時刻はどんどん変わっているんですね。今日を境に日脚は延びていきます。まだちょっと日の出は遅いんでしょうけれど、いずれもうこんなに明るいのかと朝の早さに気づくようになるんだよね。

 七十二候は第六十四候「乃東生(なつかれくさ しょうず)」になりました。これ意味がわからなかったのですが、靫草(うつぼ草)は夏に花が枯れて黒くなってしまうんだけれど、もうこの時期には来年に向けて芽吹くんだって話ですよ。他の草花は今すっかり枯れ果てて雪に埋もれるようになりもう完全に弱まっていますけどね。
 太陽も夏以降高度が低くなり弱まってるんだけど、ここからまた復活していくってわけだから、冬至こそ新しい季節の始まりかもです。ですよね。

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 いつもの散策路。森の入口になる細い道で子どもたちがソリ滑りをしたようです。誰かやらないのかと、冬になると毎年そう思ってきたのですが、ついに見つけてくれたかと少し喜んでしまいました。滑り降りる先は小さな畑だし、両サイドは土手だからコースアウトしないし、オレが子どもだったら絶対ここで遊ぶよなぁと思っていたのです。それがようやく‥‥。
 もう少し周りの雪を集めてしっかり固めてやれば、天然のリュージュ・コースになるんだけどなぁと、自分の小さい頃を思い出します。カッチカチのコースづくりなどして遊んだもんです。そういう遊びしかなかったからね。あ、カッチカチのコース作られると、自分が歩くの難儀するぅ‥‥。
 子どもは風の子だなんて言いますが、うつぼ草のような強さはなくなったかな。除菌除菌除菌除菌が徹底し無菌状態な身体が逆に免疫を作れず弱くなっているそうですよね。ふかふかのダウンなどなかったあの頃、薄いジャンパー1枚でも何だか温かいような気がして、でも青っぱな垂らして走り回ってた。雑草的に育ってきた自分たちだけれど、温室栽培な次代の若者に任せて行かなくちゃならなくなってきたんだなぁ‥‥。

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 けっこう風もあって寒い日となりましたが、最近あちこちで塗装関係の補修作業が行われているのを目にします。この階段の手すりもそう。
 根元の方まで掘り返して下地を塗って、乾かしてペーパーをかけて、今日はどうやら仕上げの作業のようでした。比較的若い作業員さんたちのようでしたが、おはようの声に元気よく応えてくれ、自分はご苦労さんとさらに声をかけて登ってきます。
 二人組で何か楽しそうに話しながら作業をしているようでしたが、それが一番だなぁと思うんです。寒くて愚痴をこぼすこともあるんでしょうがそれも仕事だから。でも、チョコレートフォンデュみたいなトロトロの仕上がりになればそりゃぁきっと嬉しいはず。やりがいを感じながら働くってすばらしいこと。

 アベノミクス効果なんて言うけれど、みんながつらい思いをしてじっと耐えて頑張ってきたからですよね。冬のピーク。今度は少しずつ日は長くなっていきます。太陽も次第に高くなり陽差しも強くなっていく。じわりじわり、そうなってほしいと思います。