せっかく晴れても

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 ここ数日、曇りや雨でしかも気温はかなり低く、衣替えって感じでもねぇなぁって感じで、けっこうドヨンと沈んでおりました。でも今日はきれいに晴れて気温も上がって、それだけでこんなに気持ちがいいんですから、原発事故が終息し、放射線の心配なんかしなくてよくなって、そしてまともな政治がすすめられるようになったら、当たり前の生活ができるようになったら、どんなにかシアワセなんでしょうなぁ。
 非日常的な心配を日常的に心配してる地域が、戦争や内紛があるわけでもないこの日本の中にあるなんて‥‥何とも悲しい話です。何とも情けない話です。何とも悔しい思いです‥‥。

 心配したところでどうなるものでもない‥‥少しずつあきらめの気持ちが強くなってきているのが自分でもわかります。オレでさえこんなだもの、避難所生活を余儀なくされている方々はいったい‥‥。
 がんばろう、がんばろうって言ってきましたけど、日が経つに連れてそれぞれが向いている課題や意識、その対応の仕方・生活の違いが大きくなってきて、「ふくしま」をしっかりとひとつにしていたはずの“たが”が外れてしまうんじゃないか‥‥そんなことを危惧するようになりました‥‥。

 夕方、間もなく自宅というところで撮った夕空。オレンジ色に輝く雲の下にも、空のムコウにも、ずぅーっと延びていく電線の先にも、360度どの方向にも、人は暮らしています。放射線はそのどこにまでも行き渡ってしまっているんだけど、政治は選挙の時だけ顔が行き渡り、今こそ必要な肝心の支援や施策は未だ白河の関を越えない‥‥。
 ボクらは政治に何を期待すればいいのでしょうね。ボクらは何を信じ何に未来を期待すればいいのでしょうね‥‥。
 久しぶりの好天。週末。あぁ〜あ、せっかく気も晴れてきたはずだったのになぁ‥‥。