銀山温泉・古山閣

　我々が宿泊したのは「古山閣」さんです。昨日紹介した他の旅館さんと比べると若干見劣りしないでもないですが、それにしても堂々とした立派な建物ですよこれは。
　銀山温泉って大正時代に川の大洪水で（もともと川幅が広くはなかったんだ）ほとんどの温泉宿が流されちゃったんだそうですね。発電所ができるなどして復興しはじめ、昭和の初め頃から洋風・木造多層に建て替えられて、昭和の半ば・戦後にそれも落ち着いたんだとか。
　その頃って次の写真のような感じだったんでしょうかねぇ‥‥。

　ってモノクロで撮っただけですが、雰囲気ががらりと変わって、あぁなるほどと妙に納得したりします。

　正面の様子をもっと近くから。外観だと個人的にはこの旅館の風情が一番好きでした。コンパクトかつシンプルでありながら、適度な華やかさと安定感もあって落ち着きます。

　夜になって対岸から真正面の壁や窓を写しました。多層の様子がよく分かるし華やかさも分かるし、正面入口の賑わいも何となく分かって、けっこういい写真だなと自分では思っちゃってる。眼デジがあればもう少し寄って絵の様子などもしっかり写してこれたんですがねぇ‥‥。

　大笑いしながら飲んだあと、しばし街の様子を眺めては写真を撮っていました。川面に映る街の灯り、ガス灯（今は電気だと思いますが）。実際にはたくさんの人が出ているんですが、夜はそれらをいい感じで抑えてくれるのでありがたいです。

　古山閣の前にちょうど足湯がありまして、その湯気にけむる灯りの様子が温泉らしくていいですね。ノイズが多くややブレてしまってますけど‥‥。日中もこの足湯につかりながらのんびりしている観光客が少なくありません。

　結局似たような写真ばかりだったなぁ‥‥。建物内部の写真を撮らなかったのも残念（ホームページでご覧ください）。とは言え iPhone もなかなかやるなと思いました。フォトショで暗いところを多少持ち上げてはいるんですが、でもけっこう写ってる。4S のカメラを試してみたいわぁ‥‥。いやそうじゃなくて、いずれ一眼レフでリベンジしなければです。