ぼうねんど会

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 手元に作品が届いてからまた3週間が経ってしまって結局あれから4カ月半。ようやくみんなで作品を鑑賞する機会を持つことができました。すっかり遅くなってしまったというよりは、時が経つのって早いもんだという感覚。ですが、自分の作った器で飲もう、忘年会しよう、新年会しよう、という時季はすっかり過ぎてしまったのでした。
 年末じゃなくて年度末、忘年ではなく忘年度ですわ‥‥。そうそう、ひも状というか棒状にした粘土、棒粘土だったよなぁ‥‥。というわけで「ぼうねんど会」ということにして集まり、それぞれの作品とご対面となりました。

 新聞紙に包まれたまま並べて、作った直後と完成した作品とのツーショット写真を頼りに自分の器を探しつつ、ざっとみんなの作品を観てから、それぞれの包みを開けていただきました。
 ついこの間のような気がするんですが、どんな作品だっけ?ってけっこう自分でも忘れてしまっているし、その後の仕上げはお任せだったし、皆さん全く違ったイメージ、すばらしい焼き上がりにしばし驚きと感動のひとときでした。

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 さっそくその器でいただいてみましたが、ことさらにおいしく感じるものですねぇ。少し大きいかなぁと思っていたんですが、ある程度小さくなるのでというお話しどおり、まずまずのサイズになってて良かったです。マイぐい呑み、もう酒席には常に携帯したいくらいです。
 手びねりだからなおさらきちんとした円形じゃないし表面はごつごつです。ごつごつの原因は親指でしっかりと押さえて形を作ったからなんですが、その凹凸部分に親指をあてがってみるとあのときの感触が戻ってくるような気さえして、一層親近感が沸くんですねぇ。
 皆さんの作品を観るとまずはシンプルに作ることなんだなぁと思いました。もちろん釉薬のかけ方にもよるんでしょうし、高台って言うんですか、底の部分なんかもきれいに処理していただいたのもわかるし、いいところでいい体験ができました。これは再挑戦の可能性大だなぁ。