エレコム・ミニキーボード?

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 世間ではよく「◎◎がいの◎うしない」なんてことを申しますが、「新しいのがいいの、買うしかない」とついスケベ心丸出しでついポチってしまったことを少々後悔しております。前回はそんな話でしたねぇ。懲りない自分‥‥情けない。
 ケース一体型キーボードという製品ゆえに iPhone 本体を装着するからバランスが悪くなってしまう。だったら装着しないで使えばいいんじゃね? という話もしました。そんなところから思いついたこんな製品はいかがでしょう。iPhone サイズのミニキーボード。

 実は、不完全燃焼から一念発起してこうなったらもうとことんいってまえ!とか思いまして、こういうのを作ってみたんですわ。笑
 もう1カ月も前の話なので、この間の使用レポートということになりますが、その前に改造方法を書いておきますね。興味のある方もいらっしゃるでしょうから。いねぇよ。
 もしいらっしゃったら、改造はくれぐれも自己責任でお願いします。壊れようが元に戻らなくなろうが、当方では責任持ちません。

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 用意するものですが、まずY字ドライバー。ゲーム機とかいじる用にこういうの使うんだそうですね。ホームセンターで買ってきました。それとプラスドライバー、ラジオペンチ。いずれも小さいヤツがいいと思います。
 さて、改造とは言っても単純にケース部分を取り払ってキーボード部分だけにしてしまおうって話です。大切なのはキーボードとバッテリ。ケーブルなどでケース側と電子的につながってるわけではなさそうなのでまぁ問題ねぇかなと。
 さっそくY字ドラ−バー登場。ネジ4つを外しておもむろにケース側のプレートを取っ払います。

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 次に、キーボード側のネジを外してケース側と分離させます。ネジ6つのうち2つは、前の写真で見えている楕円形の穴からアクセスできます。
 あっという間です。これだけなんですが、キーボード側奥の方にフタをしないことにはかっこ悪いので、ケース側から取り外しましょう。

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 ケース側をひっくり返して、スライドするヒンジ類を外します。ひとつは横からネジ留めになっているので簡単に外せます。

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 もうひとつがちょっとだけ厄介。これが実は本体をスライドさせた時に、並行になりにくくしている部分のようですね。
 要するに3点支持の形でスライドしているんです。先ほど外した部分が基本的な2点支持部。それをさらに外側でアシストするんですが、左側はカメラレンズ用に大きな穴が空いているためこの右側だけでやるしかない。結果不自然なねじれ方になってしまうのだと思います。
 基本的に並行スライドするので大丈夫という仕様なんでしょうが、現実には微妙な遊びの合計がねじれに結びついてるんでしょう。素人考えですけどね。

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 さて、その厄介な部分ですが、これはラジオペンチで引き抜きます。思いの外スーッと取れました。そんな大げさなことではないのですが、覚悟を決めればどうってことありません。たぶん元に戻す時もグッと押し込めば大丈夫でしょう。未確認ですが。

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 んで、取り外した電子パーツ目隠し用のフタをかぶせてネジ止めすれば完成です。というわけで、動作確認を兼ねてさっそく Bluetooth 接続してみましょう。
 以下、自分の使用レポートです。

 まずその軽さにビックリ。バッテリだって内蔵してるのにと思うと驚きです。逆に言えば、iPhone(+ケース)との重量バランスはあまりにも不自然なんです。スライド式だろうがポップアップ式だろうが、ケース一体型キーボードで快適な入力を求めるというのは誤りだと、身をもって感じました。
 でも一体化しなければ重量バランスがどうのこうのとか関係ないですから、使い心地はまずまずという感じ‥‥かな。開放感はなかなかのものです。ちまちまながらキーボードを使っているという実感さえありますね。人によってはこれもアリかもしれない。
 携帯性だって悪くない。だったら、スライド式とかで簡単に iPhone と合体できて、使う時は外すみたいな製品にしたらいいんでねぇべかと思いますね。
 そうそう、一体化のメリットとして、視線の移動距離を短くする(?)というのがあると思います。焦点距離か。こうしたプチプチ系キーボードをブラインドタッチでできる人は画面だけ見ているのでしょうからあまり関係ないと思いますが、老眼になってきますとね、分離されて使いやすくなっても、手前のキーボードと iPhone の画面と、焦点距離が違いすぎるのでもうたいへんです。そもそも老眼にこのキーボードは無理なのか‥‥。

 キータッチなどについては前回も書いたとおりですが、他の製品と比較しても 10mmピッチとデコボコ感はいいなぁと思います。ただ意外にグッと押す感じがけっこうストレスになりますね。もう少し軽めのタッチだったらいいなぁ。
 ソフトウエアキーボードにけっこう慣れてしまっていることも事実でありまして、タッチするのとプッシュするのとでは感覚がかなり違うことを改めて実感し、また微妙なタイムラグなんかも気にはなるのです。

 ソフトウエアキーボードの課題は画面を犠牲にしてしまうこと。それさえクリアされたら自分の不満は解消されるような気がするんです。でもそれはちょっと無理な話か‥‥。となると結局は Apple が純正のミニキーボードを作らない限り満足はしないように思いますね。
 ただ、本体デザインを、本来の iPhone の美しさを犠牲にすることになるようなオプション品をあえて作るとは思えないよなぁ。

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 実用重視。ありがたいサードパーティが提供してくれるミニキーボードとしてはどうでしょうか。軽さとか開放感などについては前述のとおりです。横画面じゃなく縦画面にしか対応しないアプリでも外付けキーボードなら問題ないですからね。
 これだけの面積があれば、縦方向に・奥の方にもう少しキーを拡大できますね。あと少し大きくなればもう親指打ちじゃなくても、ミニキーボードをデスクに置いて人差し指打ちでやった方が良くなってくる感さえあります。でも使う? 自分はソフトウェアキーボードに慣れてきたからなぁ‥‥。
 ん? ということは、このサイズのソフトウエアキーボードがあればいいかな。ケース一体型キーボードじゃなくて、収納できるタッチパネル式ミニソフトウエアキーボード付きケースみたいな。
 どこかのメーカーで作ってくれないかなぁ。それだったらまた懲りずに買うような気は充分というか‥‥。f(+_+)☆\バキッ!
 あ、キーボードアプリがあって、1台の iPhone にインストールして、他の iPhone に入力できるみたいなのはどうでしょう。無駄に決まってるよなぁ‥‥。っていうか、自分何を求めてるのかわからなくなりつつあります。笑

“エレコム・ミニキーボード?” への2件の返信

  1. ガラケーにこういうのありましたよね。
    キーボード部と画面が切り離せて使えるの。
    また随分楽しい工作されましたねww
    自分もこうやって切り離せて使えるのなら、
    ノートパソコンとかいらないかもしれません。
    まだ視力がいいので、
    少し遠くに画面を置いて距離を保つのも
    視力にはいいかもしれませんね。
    (ていうか離さないと見えないってやつだったりして?ww)
    電車に乗ってるときですかねぇ、くっついててほしいのは。
    PHSウィルコム03がハード的にも調子悪くなってきたので
    キーボード入力をiPhoneにシフトしたい今日この頃。
    いい情報あったらお互いシェアしましょう!

  2. ぜんぜん期待外れな情報で申し訳なかった‥‥。m(_ _)m
    電車とかで使う時ね、あえて書かなかったんですが、分かれてると
    確かに不便極まりないですね。
    ウィルコム03の感覚がわからないから何とも言えないんですが、
    いくら頑張っても iPhone でのこの重量バランスを改善するのは
    現状では無理だろなぁと感じます。
    それからやっぱり iPhone のシンプルなデザインを失うことは
    悲しいことだし‥‥。
    それにしても何とかならんもんですかねぇ。

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