震災から500日

120722d

 大暑の今日、あれからもう500日が経過しました。福島はどう変わったか‥‥正直なところ県民でありながらその具体的なところは把握し切れていません。ニュースやWebサイトに詳しいのでその必要もないというか、自分の生活で精一杯、それがホンネっちゃホンネかもだなぁ。
 多くの仮設住宅が整備され避難者を受け入れているここ三春町ですが、自分の感覚としてはそれが特別なことではなく当たり前のようにそこで暮らしている同じ町民‥‥になってしまっているんです。それは仕方のないことかも知れませんよね‥‥。

 暑い夏、昨年は中止になったプールですが、三春では今年はぎっちり除染などを行って利用できるようになりました。もっとも、プールの授業ってそんなに多くはないんですけどね。
 三春の小中学校には、おおむね全教室にエアコンが整備されました。おかげさまで暑さを気にせず勉強も仕事もできるんですが、こんな事態にでもならないと整備されないものなのかと思いますと、自分たちの要求なんか何の意味もなかったのかとガッカリしたりします。
 と同時に、これもまた原発のおかげかと考えられなくもなく、これはものすごい複雑な思いもあります‥‥。

 脱原発への運動が熱く大きなうねりになっています。官邸前でこれらの大規模な抗議活動が起きていることは、近年の日本では珍しいことだなぁと思っています。海外では珍しくありませんが日本でもこんな運動ができるんですねぇ。
 しかしこれだけの規模にも関わらず、物事は地域や住民の声とは別の方向に淡々とすすんでしまっています。ロンドンオリンピックが間もなく開幕しますが、そちらに釘付けになってる間にニッポンがあらぬ方向に行ってしまわないよう気をつけなければ。

 大した話になりませんでしたが、ホントにもう頑張れニッポンですよ‥‥。