初霜の日に

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 昨日は今季初霜となりました。寒さが一気にやってきた感じ。真っ白になった葉っぱとかサッと撮りたかったのですが、毎朝の薬を飲むのも忘れるほど急いでいて、約1分の暖気運転中にとりあえずクルマの屋根で凍った水滴だけ撮りました。大した写真じゃないね。(^^;
 出勤してから薬のことに気づいて結局戻って飲んで‥‥。写真撮ってる時間は充分にあったんだわなぁ。気持ちに余裕がないと撮れるものも撮れないし、ついうっかりも出てきちゃう。

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 あれからもう20カ月が過ぎました。福島は少しずつ少しずつ「普通」に戻りつつあるように映っていることと思います。苦しければなおさら安心を求めてしまうのは当然のこと。ちょっとでも数値が下がっているとホッとします。普通の生活をしてしまいます。
 相変わらず同じことを言ってしまいますが、大きな影響はないという人もいるし、危険なレベルだという人もいます。将来を考えれば慎重に慎重を期した生活をすべきだとは思うのですが、それが大きな負担でありストレスになってしまいます。だから安心ではないけれど負担やストレスのない普通の生活をしてしまいます。だけれど、よくよく考えると福島第一原発は何のカバーもかけられずにただただ水をかけられているだけ。水蒸気に含まれて、風に吹かれて‥‥、背筋が寒くなります。やっぱりまだまだ「普通」じゃない福島、困ったもんだ‥‥。もちろん微量だとは思うんですけどね。
 衆議院が解散して、各党勝利を目指して必死の感。正直言いたい放題かなと思わないでもない。何だか一層のフシアワセに向かっていくような気がしてなりません。福島の再生は是非ともお願いしたいところだけれど、実に安易に「福島の再生」なんてタイトルだけ言うのはやめてほしい。具体的に何をどうするのか、どうか現実的に訴えてみてほしいもんです。

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 まぁそれでも普通の生活は安らぎをもたらしてくれるんだな。歳も歳だし別に普通でいいじゃんと思った方がシアワセな気がする。
 ご多分に漏れずボジョレーヌーヴォを飲みました。何せ新酒だから深みは出ないもの。さほどうまいと感じないけど時節柄満足感はまぁそれなり。それでいいじゃんと思うの。オシャレな店でワインを傾けるんじゃなくて、普通のご飯でワインをがぶ飲みしたってシアワセなの。
 人それぞれの価値観があるから、シアワセの感じ方もレベルも人それぞれ。原発事故は誰にとっても想定外のフシアワセでしかないけれど、今の政治は不安だらけだけれど、そんな中でも気持ちに余裕を持って、ちょっとくらいケンカしたってシアワセに生きていけたらいいなぁ。