PDF と cloud と

130515

 ちょっと会議があって出かけてきました。今までやってきたことだものわざわざ計画を立てて報告書にまとめてなんてこと必要ないんじゃないか、そういう意見も少なくなかったかも知れません。
 確かにそうだと思うところはあります。が、じゃぁそのやって来たことって何?って聞かれたときに、ハイこれですとはっきり示せなかったらどうなのかなという点では肯定しかねるわけです。今までやってきたことが無駄骨になりかねない‥‥。
 だったら、これまでどおりのことでもまず計画を立てて最後にはしっかり報告する。こんな成果が上がったということじゃなくてもいいと思うんです。こんな課題があるんだというまとめだって立派な成果ですからね。これも見える化なんだと思った次第です。

 さぁそういうわけだから、この資料をみんなで共有しなくちゃならないなと。紙の資料をさぁどうしましょうか‥‥。
 イラストレータとかワードとかで作った文書をPDFにするのは当たり前なんだけど、紙の資料をPDFにするって自分あまり考えなかったしやってこなかったんです。そういうファイルを受け取りながらも見ながらも‥‥。
 そもそも自宅にスキャナなんかないし、いやあるけどかなり旧いSCSI(ひゃぁ)のヤツだし‥‥。いや待てよ、今使ってるプリンタたぶんスキャナ機能が付いてたはず‥‥と思ってやってみたら、単純にスキャンするだけじゃなくてPDFファイルにしてくれちゃうって期待以上だったのでビックリした‥‥今頃。1枚1枚原稿台を開いては閉じてOKボタンを押してだけど。

 PDFファイルさえできてしまえばあとはメールで‥‥。メールもいいんだけど、いつでもどこでもということを考える時代だから、クラウドでの共有ってことになってきます。つい数日前に仲間うちで利用し始めたサービスなどもその一環と言えるかも知れない。
 まぁとにかく、PDFファイルがけっこう手軽にできることを知って、すっかりその気になってるのであります。

 今でこそクラウドだけど、もう15年くらい前から「ネットワーク」を利用してグループでの仕事をすすめればもっともっと効率よく量も質も高めていくことができるって話をしてたことを思い出しました。
 インターネットにはピーヒャララのモデムを利用して接続し、LocalTalkで濃いグレーの弁当箱型PowerBookをつないで見せたものでした。その中の1台をホスト&サーバに見立てたりしてね。
 それが今やタブレット端末1台で、いや1枚で事足りてしまうようになった。今日は職場でもWi-Fi接続できるようになりました。改めて考えれば正に隔世の感です。

 機器というかインフラはどんどん整備されているのに、当の人間はまったくもって変わらないでいるのです。変わっちゃならんぞと思うところはあるけれど、必要な部分は意識的に変えていかないとね‥‥。
 何かを大きく変えてもっともっと‥‥というわけじゃないんだから。やってみなくちゃわからないことってあると思うし。もちろん心配はあるし、一方には仕事のスタイルだってやっぱりアナログ的な部分が必要だと思うところもあるんだよねぇ。