梅雨明け・夏の終わり

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 8月を迎え、季節はいよいよ夏の最後です。七十二候は「大雨時行(たいう、ときどきにふる)」。台風や夕立のような大粒の強い雨のことではありますが、決して今どきなゲリラ豪雨のことではないと信じたい。
 もちろん梅雨の話なんかではなくて、もくもくと湧き上がる入道雲と深い青空とのコントラストこそ、夏の夏らしい風景ですよね。
 今日は久しぶりに明るい陽差しの朝で、こりゃついに来たかと期待したとおり、東北地方もようやく梅雨明けとなりました。何だかうれしい。気持ちがいい。

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 2週間ぶりのウォーキング。うっそうと生い茂る雑草をかき分けて林に入ると、ヤマユリはもうすっかり終わってしまい、何となく秋の気配すら感じられます。色づいた落ち葉のあちこちにキノコなんかも目につくようになりました。
 薄暗くジメジメしているもんだから、ヤブ蚊がものすごい。カメラを構えて一瞬止まろうものなら、カメラを持つ手、首筋から顔の方まで、ヤブ蚊の大群に包み込まれます。予想して長袖は着てきたけれど、ホントにもう写真なんか撮ってる場合じゃない。いつもの散策路を逃げるように出てきました。

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 そういえば、タチアオイの花は下の方から咲いて、上の方まで達したら梅雨も明けるんだという話をよく聞きますが、確かに上まで達して花も終わってたなぁ。
 久しぶりだからお城山にもと思っていたんですが、あそこも蚊の大群だろうと思うと足はぜんぜん向かなくて、まぁとにかくカワセミでしょうといつものポイントへ移動してみます。

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 昨日まで雨が降ってた割には水の濁りはあまりないのですが、どうも魚がいないような気がします。雨で流されたせいもあるんでしょうが、カワセミのだっぷんだぁも見当たらない。いつものポイントのところにはまだ飛来してないような気がするなぁ。
 その代わりアメリカミンクが忙しく川岸を下っているのを見つけました。川岸の土手を小走りに急ぎ、流されるように対岸へ泳いで渡り、そして餌を求めて葦の根のあたりを潜って進んでいくんです。
 このあたりに棲んでいることは知っているのですが、こんなに長く追っていくのは初めて。その間、魚を食べたりはしていないようだからやっぱり今はいないんだな。少しホッとしながら今日のところは帰ってきました。