辞書を引く

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 拘置所暮らしのホリエモン、取り調べの合間に百科事典など見て過ごしてるそうですが、それって微妙にうらやましかったりします。もちろん拘置所じゃなくて百科事典の方なので勘違いしないように。
 事典や辞書って目的があって探すよりも、ただ何となく見てそこからつながっていったり、あるいはつながった先の語句の隣におもしろい言葉があったり、そういう偶然性の方がどっちかっつーと好きなタイプ。あなたは?
 偶然でも必然でも、事典や辞書ってページを繰るあの感覚にまた別の魅力があると思うんですが、分厚い国語辞典やら漢和辞典やら英和・和英辞典やらを持ち歩けるかと言うとそれは無理な話で、私は結局自宅と職場にでっかい辞書を置いておくという極めてもったいないことをしているわけです。もちろん出先では使えない‥‥、電子辞書ほしい‥‥、でもどの程度のものがいいのかがわからない。前述したような辞書が全部入っていればいい、けど、今はもっともっと入ってる。国語系だけじゃなくて外国語、生活一般、趣味や健康にビジネスまで、多すぎて迷ってしまうのでした。多ければいいかって話でもないし‥‥。でも結局のところ何でもよくて、これいいんじゃないの?と示されたものを買いました。カシオのEX-word DATAPLUS2 XD-ST6200です。なんと100コンテンツ!ちょっとした本棚ひとつ分ですよ奥さん!
 電子辞書(この機種)のおもしろいところは「スーパージャンプ」という機能。例えば広辞苑で「じしょ」を検索します。地所も自書も、いろいろ出てきます。そこから「辞書」を選ぶとその中に「蘭学事始」なんて語句も出てきます。それでスーパージャンプすると別の辞典も指定できて、例えば百科事典マイペディアにすると、杉田玄白の著だってことなどが縷々書いてあります。でまた「杉田玄白」でスーパージャンプしてターヘル・アナトミアに行って‥‥。もうはまっちゃってます‥‥。中身を覚えるわけではないんですが、連鎖の具合が何だかおもしろい。電子でも辞書を引くおもしろさが残ってて楽すい。(^^ゞ