ガチガチの寒い日が続きますが、どちらかと言えば太平洋寄りなものですから、東北地方と言えどもこのあたりは雪がそれほど多くありません。特に今年は今のところ例年よりずっと少ない。おかげさまでこのところ冬晴れの青空が広がる日が多いです。
休みの日は運動するよボク‥‥彼女との約束だから‥‥違う違う。保健指導を受けて以来それなりに気にするようになりまして、これまでは何か用事があるともうそれを大義名分に多少時間があってもウォーキングを休んでしまう日も増えつつあったのです。が、少なくてもこの週末は守りました。えらい。
っていうか、外に出てこの青空を見たら、ちょっとくらい寒くても歩かない方がもったいなくてしょうがねぇもん。ダウンパーカー着たらぜんぜん寒くねぇもん。
今日は町の一大イベント「恒例三春だるま市」が開催されていました。自分もウォーキングしながら近くは通っているんですが、どうも人のたくさんいるところって苦手なんですよね‥‥。縁起物のあの真っ赤な色をカメラに収めなくてはとムキになってた時期もありましたが、それからもう4年も経つという‥‥。
いつものウォーキングコースから望遠で覗いてみましたがぜんぜんダメだった。ホントは気になってたりして。笑 いや、興味がないわけではないのですが、混雑してるところにわざわざ入って行くのがねぇ。
まぁそれはともかく、マチに人が集まって商売繁盛して町全体の活性化につながれば、それに越したことはありません。三春にあるものはほとんどお隣の郡山市で手に入ってしまうのです。三春にしかないものは城下町三春ならではのこうした伝統的なこと。その伝統を新しい柔軟な発想で受け継いでいけるかどうか‥‥。
昨日は久しぶりに夕方歩いたんです。あの頃は毎日毎日夕陽を見ていたっけなぁ‥‥なんてことを思い出しました。首を左側にちょっとひねるだけで雲の様子や夕陽の色を確認できたから、いざとなればシャッターチャンスも逃さなかった。そうした自然の微妙な移ろいを常に感じながら仕事ができるってそりゃぁシアワセでしたよ。
だからって今がフシアワセだとは思いません。普通の風景なのに久しぶりだと思うと夕陽がものすごくきれいに感じられるんです。背伸びしたり腰を下ろしてみたり、建物の小さな隙間から差し込む一点の光をキラキラに撮ってみる。何だかうれしい。
何でもある大きな街に行って買えばそれで済むこと。美味いものだってオシャレなものだって選び放題。でもそういうのはエンドレスなんだよね。もっともっとになって結局はトーキョーになってしまう。確かに流行というものがあるから如何ともし難いんだけれど‥‥。
でも、三春の視点でいいものはいいものだから、それは残していくべきだしそういう観点で増やしていくべきだし‥‥。何言ってんだ?
高台から望む景色がとてもきれいに感じられました。澄んだ空気のはるか遠くに北(向かって右)の安達太良‥‥でも雲がかかってる‥‥から磐梯山? そして西側(向かって左)は会津の山々‥‥大雑把ですが‥‥が一望できます。
小高い山に登れば遠くの方まで見渡せるものでしょうが、だから別にどこでもいいんだけど、こういう景色を見るとホッとしますね。iPhone でパノラマ写真撮れるってホントにありがたいことだと痛感します。
こんな景色を眺めることができるから、ちょっとくらい寒くたって歩こうと思う。毎週毎週こりもせずにこの場所を通る。多少風が強くても、遠くは見えないとわかっている曇りの日も、実はちょっと楽しみ。冬晴れの青空だから‥‥だけじゃないんだよね。