季節の変わり目

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 いつもと同じように仕事をしているつもりではあるのだが、やはり夏休み中はペースが大きく狂ってしまうのだ。それがまた一昨日からするりと元のペースに戻ったのだが、休み中の自分の努力とは裏腹に努力せずとも自然にそうなってしまうのだから、つまり日常的には全く主体的には動いていない、ただ周りのペースに流されているだけなんだべかと思うとがっかりする。はぁ‥‥。
 少しでも何か効率的にできないものかと考えながらやるんだけど、自分の場合まずやることをやってしまわない限り次には進めんだろうみたいなところがあるから、なかなかマルチタスクというわけにはいかないのも悲しい。
 もっとも元に戻ったというそれは、今の自分にはたいへんハイペースなもんだから、これでマルチタスクだったら身がもつはずはなく、どっちにしたってダメなんだよな‥‥。

 さて、この時期は季節の移ろいを実感できるからいいなぁ‥‥なんて話をしたばかりだけど、昨夜来一気に気温が急降下。三春も今朝は寒くてブルブルするくらい。季節の変わり目ってのは、身体にはずいぶん堪えるもので、特にお歳を召した方々は注意が必要だよなぁ。

 母が亡くなって4年が過ぎた。あの時は暑かった。暑かったけれどやっぱり季節がぐっと変わるときだったんだと思う。
 今日は訃報があって、朝の寒さのことなど思い出してなおさら季節の変わり目というものを深く考えたりしたのだが、実はこの時期に親戚・知人を亡くしたという話も少なくなかった。ホント気をつけなくちゃと思う。

 決して手を抜いたり怠けたりしているつもりはないのだが、いろんなタイミングが合わなくて進めようなく逆に遅れるばかりの仕事もある。わかっちゃいるんだけど‥‥でもどうしようもないのだ。
 元に戻りつつあるペースに何とか自分のギヤを同期させようと思っている。そうして身体も仕事もこの変わり目を乗り越えたいと思っている。が、思いどおりにはいかないのが世の中だ。別のギヤが回らなかったら意味がない‥‥。

 何かをきっかけにうまく動き出すことがあるが、何かをきっかけに前向きじゃなくなることもある。
 先日、母が亡くなった頃の自分の手帳を見たりブログを読み返したり、それ以降の仕事のことなどを振り返ったりしたのだが、どうもその頃から自分はものごとを前向きに考えるということをあまりしなくなったような気がする。母の死がきっかけかどうかはわからないが、その頃からのような気はするのだ。
 はっきり言ってしまうと、仕事に関してもいろいろな意味で虚無感を覚え始めたのもこの頃だ。あれこれ考えると、どうも自分はこの時期ちょっと苦手なのかもしれない。だからってそうも言ってられない現実。

 現実‥‥。現実は何でも前向きに考えられるような時代じゃないから、それもやむなしとは思うけれど、前向きに考えなかったらやってられないことばかりだから、短期決戦的に何とかすることが多いのだ。その時だけ前向きに考えてやってしまう。結果的に、何でも先延ばしにして、いよいよになって追い込まれて、徹夜で理想的なことを考えたり、雑念を排除するかのように集中的に取り組んだり。そうして何とか答えを出して、終えて、またぼんやりとすすめていく感じ‥‥みたいな。

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 命日を前に実家で飲んできた。天命なのだからどうあがいても仕方ねぇやと思ったりするのだが、いやいやそうじゃなくて天明だぜと自分に言い聞かしてみる。そういや毎年この時期こうしてグダグダ言いつつも、切り替え切り替えなんて話もしてたんだった。
 季節の変わり目は夜が明けてまた新しい日が始まるようなもの。また頑張ればいいじゃないか。大切なのは何がどうであれいっしょうけんめいにやること。今すぐ結果出そうなんて思わず、あぁよくやってくれたんだと後になって気付いてくれればそれはそれでいいんじゃね? なぁんて思うの。