鱈ちり鍋、かぁちゃんの味

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 寒いですね。毎日鍋でもいいですね。昨日は担々胡麻風味寄せ鍋でした。
 小さい頃、高校までずっとかな、野菜がとにかく嫌いでありまして、鍋物なんかあんまり興味なかったです。だからでしょうか鍋の思い出はほとんどないような‥‥。嫌いじゃない野菜は白菜。白菜だけはなんぼでも食べられました。味噌汁も白菜だったなぁ。
 なわけで、鍋物で好んで食べたのが「鱈ちり鍋」でした。鱈と白菜と豆腐と、実にシンプルな具材だったんですが、自分にとっては豪華この上ありません。ネギは入りません。自分それだけで絶対食べませんから、かぁちゃんは入れなかったんです。



 味付けだってとてもシンプル。どの程度だしが入っていたのかどうかまではわかりませんが、塩だけだったんじゃないかなぁ。それに白菜の甘みがね、いい感じだったんです。
 鱈ちり鍋の時はすげ嬉しかった。肉みたく腹にガッツリくるようなもんじゃないけど、妙にその塩味が良くて、最後は鍋ごとつかんで飲み干したいと思うくらいだったような気さえします。あんまり食いっぷりがいいので、それじゃもう一鍋作るか‥‥なんてことがあったような気もします。
 その時だったかいつだったか、隠し味に「胡麻油」をちょっとたらすんだと聞いたことがありました。子ども心に「へぇかぁちゃんすげぇなぁ」と思ったこともありました。
 そんな味をふと思い出しまして、今夜は鱈ちり鍋にしてみました。ちょっと胡麻油もたらしてみました。これがかぁちゃんの味だったのか‥‥実際のところはもうすっかり忘れています。が、淡白でやっぱり何杯でもいけてしまいます。鍋はいいなぁ‥‥。

“鱈ちり鍋、かぁちゃんの味” への2件の返信

  1. 前回「投稿」をクリックすると「最後に、下の画像の中に見える文字と数字を入力してください」が出なかったので投稿できませんでしたが、今回は出てきました。良かったです。
    ではコメントを書きます。
    ———————————————————–
    鱈ちり鍋 私も大好きなのです。
    鱈を食べる時の幸せ感は最高ですね。野菜は何でもOKです。
    初めて食べた時は、鱈の美味しさに驚いたのでした。それから病み付きになった私です。私達の年代から食生活が少しずつ良くなってきた頃と覚えています。鍋・すき焼きやジンギスカンなど食卓が楽しくなってきたと思います。幼少の頃の記憶ではソーセージを肉代わりにしてのカレーや卵を産まなくなった鶏をつぶして「肉だぁ~!」と言って喜んで食べた記憶です。 今の様に手軽に食べられなかったから「今日はご馳走だ~~」と言って兄弟で競り食いをしましたね。

  2. 魚肉ソーセージね。最高のおかずでした。フライパンでしっかり焼いて、醤油をちょろっとたらして‥‥。ごはん何杯もいけました。
    冷や飯に残り物の味噌汁(具は白菜)かけてザクザク食うのも好きでした。
    卵は一人1個じゃなくて、納豆は一人1パックではなくて、いくつかを大きな器でかき混ぜて、それ以上の人数で分けて食べました。
    微妙に桜でんぶかけて食べるの好きでした。笑

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