晩秋の三春

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 久しぶりに歩きました。いつもと同じように代わり映えのしないルートなんですが、景色はいつも違った表情で天気も違うし、だから飽きずに歩くことができます。
 小高いところから馬場・尼ヶ谷を望みます。立ち込める朝もやに電線がまぶしく光り、坂の続く道路の様子がよくわかります。こんもりとした小さな山々は、このあともやが晴れて深い秋色に変わっていきます。三春の秋もいよいよ終わりを迎えます。

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 地酒「三春駒」の仕込みが始まるのか・始まったのか、盛んに湯気が噴き出してきます。わざわざ会津・喜多方方面へ出かけて酒蔵見学をすることがあるのですが、地元のここでは見たことがない。一度見学してみたいもんだと思っていますが、対応してくださるのかどうかは不明です。できれば新酒の時期に‥‥。

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 昨日に引き続き、今日も暖かな一日でした。あちこちで感じたんですが、影がずいぶん長くなりました。葉もだいぶ落ちてしまい、影は筋状になるんですね。
 どうせやらなくちゃならないんだからこんな暖かな日にタイヤ交換を‥‥とも思うんですが、貧乏性だからでしょうか、せっかくの秋晴れの日はもったいなくて、タイヤ交換などしてられるかという気持ちの方が勝ってしまうんですね。いずれつらい思いをするのは目に見えているんですが‥‥。
 それでも放ったらかしにしておいた家の周りの落ち葉を集めたりしました。始まるとけっこう楽しいんですけどねぇ‥‥なかなかスイッチが入らない。
 明日はいよいよふくしま駅伝。野球は残念な結果でしたが、今度こそ晩秋の三春に有終の美を飾ってくれるものと期待しています。

“晩秋の三春” への4件の返信

  1. 美しい所ですね。
    三春ってどこだろうと調べました。
    北国の秋って素敵。
    植生が違うからかなあ。
    南に住んでいると憧れます。

  2. いつもありがとうございます。福島の小さな町なんですよ。
    かつては城下町として栄え、寺社も多くて「東北の鎌倉」とも呼ばれるのですが、何せ小さい町ですからね‥‥。伊達政宗の正室・愛姫(めごひめ)は、この三春から嫁いだのですが、NHK大河ドラマ「独眼竜政宗」の頃はご当地ってことで大にぎわいでした。それって昭和も終わりの頃だなぁ。(^^ゞ
    今は芥川賞作家・玄侑宗久さん原作の「アブラクサスの祭」が映画化されてプチ盛り上がってます。
    春には日本一の紅枝垂桜「滝桜」が咲き誇りますので、ぜひ一度ご覧になっていただければと思います。
    すみません、長々と‥‥。
    三春の桜2010滝桜編
    http://hiromaru.typepad.jp/hiromarublog/2010/04/2602.html
    ※お身体大事になさってください。

  3. 本当に滝のよう。すごい!
    「三春」って名前もいいですね。寒い所にあえて「春」ってとこがいい。
    春が待ち遠しくて素敵なんだろうなあという感じ。
    そちらだと桜のころにも雪が降るのですか?
    風情があるなあ。花見は日本酒ですね。(笑)
    お心づかいありがとうございます。順調です。o(^-^)o

  4. 三春はみっつの春。
    梅と桃と桜とがいっしょに咲くというそんな土地柄なんですね。
    実際には、梅がまず咲いて桜にバトンタッチ、そして桜から桃へ、
    という感じでなかなかみっつの春がいっしょにはならないんですが、
    近年、これがけっこう短い期間の中で現実的になってきている
    ような気がしないでもないです。
    桜の頃・4月中旬に雪が降るなんて、30年、40年に一度くらいの
    話です。一生に一度か二度あるかないかですね。それがこの春に
    降ったんですよねぇ。特に滝桜のそんな写真を撮るために、県内
    各地から早朝押し寄せたという噂もあります。
    北国ではありますが、東北最南端でありまして、東北のハワイと
    呼ばれるいわき市はお隣っちゃお隣です。
    映画「フラガール」はそのいわき市の常磐ハワイアンセンターの
    話でありまして‥‥、あ、長くなりますね。山陰地方なんかと比べ
    たら、たぶんずっと北国らしくないかもです。
    えぇえぇ、花見は日本酒です。地酒・三春駒の黒ラベルが評判ですが、
    安い割には地元でしか手に入らない銘酒だったりして。
    ※入院&手術のつらさ、お察しします。10年も経つと懐かしくさえ
     感じたり‥‥。

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