楓蔦黄

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 昨日は久しぶりの雨。午後には上がるような予報もありましたが、ほとんど一日降り続いてしまいました。夕方ずいぶん気温が下がって、あぁこうしてどんどん冬に向かっていくんだなぁと思ったら、急に慌ただしさとか感じてしまっております。
 こうした雨によって平地の紅葉も一気にすすんでいきます。三春はそもそも山間の町ですけどね‥‥。

 景色はずいぶん色づいていますが、第五十四候「楓蔦黄(もみじ つた きばむ)」となり、その色合いは一層強くなってきます。愛宕神社の紅葉も鮮やかさを増してきて、わずか数日前とはずいぶん変わってきたなぁと感じます。
 この週末あたりからライトアップされるようですが、ん〜、観たいような・撮りたいような気もするし、観たくないような・撮りたくないような気もします。どんな色になるのかは気になるんですが、やっぱ自然の光じゃないとなぁというのもあって‥‥。

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 蔦の葉もずいぶん色づきました。これは町保健センター。種類によってずいぶん違うんですね。こうした黄色っぽい赤っぽいものもあれば、濃い緑が紫っぽくなっていくようなものもあるし、緑のふちが赤くなるものとか、それぞれに味わいがあります。
 少しずつ葉が落ちてきて、枝というのか根というのか蔓というのか、そればっかりになってしまうこれからしばらくのシーズンはちょっと淋しいんだよなぁ‥‥。

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 だから何? という気がするから撮らずに観るだけにしていたんですが、今日はあまりにも鮮やかだったのでつい撮ってしまいました。中町の裏手、弓道場跡地のモミジ。
 まだ日が差さない山の北側。昨日の雨で湿度が高い。いい条件が揃いました。

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 ずっと何かが続いていてそれを遠く見渡せるような場所が少ない三春の町。駅前団地の北側から続いて見える山並み、右手奥のお城山までいい色でした。たったこれだけかぁと思うところはあるんだけど‥‥。

 今年はこうした山並みも、近くのモミジやツタなども、何だか例年よりきれいに見えるような気がします。ひとつ一つが鮮やかに際立っているというか、単調じゃなく色の対比が楽しめるというか。寒い冬が来る前、ひとときの愉しみです。