そばを打って忘年会

　丸々１年ぶりにそばを打ちました。年越しに備えての試し打ち。あれこれ用具類を出しながら、手順とか何となく思い出すわけですが、昨年と全く同じだなぁということまで思い出して、何の進歩もねぇまま１年過ぎた自分にガッカリですわ‥‥。
　えぇと‥‥加水量ってどれくらいだっけ？ なんて昨年の手帳を見てみると、も少しきちんと書いておいたつもりのメモがかなりざっくりしたものでちょっと動揺します。が、もう一度読み返すと、はいはいはい、そういうことねと、意外にわかりやすかったりして。

　とりあえずその量で打ってみましたがちょっと硬めでした。加水量が少し足りない。しかしそれよりも部屋の湿度ですね。こういう時期ですからどんどん乾いてしまう。かと言ってどんだけ加湿できるかってこともありますから、要は手早く打ってしまうこと。１時間もかけてちゃあかん！(^^;

　あの頃、毎週、いや毎日バカみたいにそばを打ってたのは何だったんだろうと思うことがあります。でもそのおかげで、年に１回・年の瀬だけでも、ちゃっちゃっちゃと打ってしまうことができるという‥‥。
　じゃぁ午後から、今晩の忘年会用そばを、こうしてこうして打ってみようかと、早めのお昼にちょっと硬いそばを食べながら考えたりするのでした。ムキになってたあの頃、決してムダではなかったかな。

　つなぎなし十割。あっちっちの湯ごね。あとから少量の水を加えるとき、わずか 5ccほど増やして調整します。そして手早く。ここらへんがね、年に１回とは言え我ながらなかなかいいんじゃね？ なんて思ってしまうんです。自己満足。
　こんな丸いモン見せられてもなぁ‥‥と思いますよね。でもね、そば玉をつぶしていっても周囲が割れない。ステキ、いいわぁ‥‥。
　ここまではいいんです。問題はここから。大きく薄くのしていくのがちょっとヘタ。ここはもう少し修行が必要だなぁと改めて感じます。のし棒、もうちょい太いヤツがいいのかもなぁ。

　ここで重大なお知らせがあります。
　500gずつ、午前１回、午後２回、打って気付いたのですが、身体がついていかんのです。体力は大丈夫なんですが、もともと腰があまりよくないのと、普段使わない筋肉を急に酷使してしまうものだからあちこちつってしまうんです‥‥。＿|￣|〇
　で、毎年勝手に一方的にお届けしていた年越しそば、今年はかなり厳しいんじゃないかという状況なのです。たいへん申し訳ないのですが、体調次第ということで場合によっては‥‥よろしくお願いします。
　自分でもちょっと情けない。ここ数年もうデスクワークばかりで（もともとそういう仕事ですが）ペンより重いものを持つ機会がホントになくて、とりわけ腕の筋肉がね‥‥。この先どうなるものやらですが、頑張って鍛えなければ‥‥。

　さて、できあがったそばは、いつもの仲間に食べていただきました。茹で立てを板そば状態でみんなで。そばつゆはもちろん前日に仕込んでおきました。半分お世辞としてもまぁまぁのそばになったかなと思います。年一の割には‥‥。写真撮り忘れ。
　まださほど飲んでないうちに、ちょっとよろめいてしまう自分にまたガッカリ。うぅ足にきてる。座ってても足の指つったり。
　持ち寄った酒でまた盛り上がり、疲労のせいもあって当然のように‥‥。

　秋の旅行の写真とか、その前の結婚披露宴の写真とかいただきました。年忘れの会ですが、忘れていたいろんなできごとなども思い出し、また来年も楽しくやろうと、新しい年のはじまりを感じます。正にゆく年くる年。
　子どもたちは二十代終盤になります。あの頃からもう10年も経って、仕事もしっかりとした立場になってきます。単身中国出向‥‥オドロキの発表もありました。我が家の場合海外転勤などあり得ないけれど、しかしいつまでも今のような生活が続くとは限らないわけで、ん〜いろいろと考えてしまうなぁ。
　始まりあれば終わりあり。いや、終わりあれば始まりあり。
　来る人あれば去る人あり。いや、去る人あれば来る人あり。
　終わりじゃなくて始まり。またきっといいことがある。きっといい出会いがある。
　来年はそんなプラス思考でいきたいもんですな。