はじまり

141227

 ひととおりの仕事にどうにか区切りを付け、昨日は仕事納めとすることができました。
 例年より2日早い年末休日入り。嬉しくないはずはないけれど、あちこちの業務が一斉に止まってしまうので、オレは自分のペース‥‥などと悠長に構えているわけにもいかず、実はちょっと涙目になってた数日間でありました。

 約1カ月前、冬休み前にこれとこれとこれは仕上げなければと仲間がメールでつぶやいてたのがすごく助かりました。何とか終わらせなくちゃと1週間ほど前に別の仲間たちが必死こいてる様子も見て、それも大いに助かったんです。ほとんど手帳に書いてあることなんだけど改めて確認できたし、自分だけじゃないんだってすごく励まされるようで、うん、いろいろやってること振り返ると、心強さなんてものを感じた年だったかもなぁ。

 夕方までは、あれもこれも自分なりにゴールを決めて、もう少し、もう少し、あとひとつ、あとちょっと‥‥と、間もなく終業時刻ってあたりでゴールテープを切ったのでした。さぁあとは机上整理して終わりにしましょうかと、誰につぶやくでもなくそんな言葉が出かかったところに、ひろまるさん遅くなりましたがこの書類‥‥と、忙しいところすみませんがこの伝票‥‥と、さっきのゴールはいったい何だったのか‥‥。_| ̄|〇
 どうってことない、いつもならこのあと2〜3時間は店を広げてるんだからと、そう割り切ってしまえばそれもあっという間に終わらせられるんです。さすがにこの時刻では無理だから伝票はもう持ち越しにせざるを得ないんですけど。

 結局、仕事納めは仕事始めの準備みたいなもんであって、年を越すか越さないかだけの違いだね。いやそこが大事なんだろうけれど、世の中みんなが大晦日や元日を静かに過ごしていた時代とはまるで違うから、いやいやお疲れさんでした‥‥なんてみんなでホッとする仕事納めにはなりにくいですね。
 コンビニがこの時期とてもありがたいんだけど、要するに一億総24時間営業モードになっちゃって、終わりが見えにくいのがちょっと悲しいです。通常勤務も含めてそれぞれのシフトに応じたそれぞれの終わり方をもって仕事納めとすればそれでいいことなんだけど、ん〜、それでは仕事納めって言えねぇよなとやたら難しく悩んでしまうの‥‥。
 
 1日だろうが、1カ月だろうが1年だろうが、物事は全て螺旋の如くグルグルと続いていくことだから、ゴールはまたスタートなんだなぁと思います。何も変わりやしない。
 小鳥はまた朝の餌を探して歩いてる。新聞配達は今日もバイクだ。雪道で転ばなければいいが。猫はまず縄張り確認からなんだろう。人は仕事に出かけたかそれとも休日恒例のウォーキングか。車を避けるように道路の端でいろんなことが今日も始まっている。
 仕事納めはもう仕事始まり。終わった終わった、あぁせいせいした。けれど、同時にどこかでまた何かが始まっているということを意識しておくだけで、正月休み明けのスタートにずいぶんと差が出そうな気がしたわけです。

 それまでずっとアイドリングしておく必要はないけれど、まずはクールダウンしてメンテナンスして燃料も補給して。いろんな人と話をして情報を仕入れながら作戦を軽く練って。もちろん日々の始まりから終わりまでのリズムも崩さず‥‥。
 今回はそんな休みにしょうなんて思った朝のウォーキングだったのですが、ちょっとハードル上げすぎだよなぁ‥‥。だいたいまだ新年でもないのにさぁ。ま、そんなことも含めて今年のことはどんどん忘れていくものだから‥‥。