はかなさ

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 1週間前の写真とはずいぶん対照的になってしまったような気がしますが、立秋を迎えた曇り空の日は、確かに明るく鮮やかな写真にはなりませんよねぇ。今日はほぼ一日雨、昨日のうちに歩いておいてよかったです。
 もうすっかり秋のような話ばかりしていますが、梅雨が明けてまだそれほど経っていないんですよね。この台風が抜けたら夏らしくなるんでしょうか。あの暑さはイヤですが。
 これも昨日でしたか、ミンミンゼミが鳴いているのが聞こえて少しホッとしたんです。今になってセミの抜け殻もたくさん見るようになりました。その抜け殻って葉っぱの陰とかに多いですよね。天敵から身を守るためなんでしょうが、ここにたどり着くまでの様子ってめったに見ません。

 昨日撮った写真を見て思ったんですが、晴れていればもっともっと明るくまぶしい世界なんでしょうけれど、曇っていてもこんなふうにセミの目にはキラキラと自然は輝いて見えるもんなんでしょうか。せっかく成虫になったのに、ちょうど台風で大荒れの天気だったら、短い人生、なんだかもったいないというかガッカリしちゃうような気がしまして。思いっきり鳴けないし、思いっきり飛べないし、ステキな出会いもないまま終わってしまいそう。なんとも儚い話だなぁと‥‥。

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 たぶんこのへんでは「クドフジ」と呼んでいる葛の花びらだと思います。ホントくどいってくらいどこにでも蔓が絡まりつくんですが、この先ますます勢いをますでしょう。油断してるとすげ繁茂してとにかくイヤになってしまいます。
 しかしこの雨で花びらがすっかり落ちてしまった様子。こういう様子を見るとこれはこれで何だか儚くて、ついついカメラを向けてしまった次第です。

 なかなか夏休みになりません。とりあえず週末の休みを楽しみにしてるんですがこの天気です。気がつくと土日は儚く終わってまた1週間が始まってしまう‥‥。
 でも今週は2日頑張ればいよいよお盆モード。5連休待ってろよと思うんですが、お盆明けにはちょっと苦にしてる研修があって、それを考えると休んだ気がしないというかもう憂鬱で、原稿考えてるうちにお盆休みも儚く終わってしまいそう。あぁ‥‥。