小粒でピリリ

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 オラ小っちぇ頃小っちぇがったんでス。
 んな当たり前だべ。
 いやね、人一倍小柄でありまして、何となく劣等感みたいなものを感じることもあったというか、子どもながらに気にしてたわけ。
 「山椒は小粒でもピリリと辛い」なんて話をしてくれる人もいたのですが、子ども心にそれは悪い意味ではなさそうだということは理解しつつお気遣いありがとうございますと思うものの、やっぱ小粒なのね‥‥とひどく落胆するパターンのヤツだったのであります。だいたい辛いもんなんかオラ好ぎだねぇ‥‥。

 あれもこれも大キライ!極端な偏食ガリガリ坊主も、やがて酒を覚え肴に目覚め、暴飲暴食が生活習慣になってしまいました。時は過ぎいつしか人生も後半の下り坂、気がつけば小っちぇどころか要ダイエットの出っ腹オヤジに育ってしまっていたという‥‥。
 そんな歳になった今は山椒のこの香りたまんねぇです。昨日会津方面に用事があって出かけてきたのですが、その会津の郷土料理「ニシンの山椒漬け」を買ってきて、今日はそれを肴に飲んでいます。山椒の香りがする酸っぱい青魚・ニシン‥‥こんなものを好むようになるとはねぇ。自分でも信じられません。でもすげンまいの‥‥。日本酒どんどんはがいぐぅ。(^o^;

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 一昨日でしたか、土用の丑の日ウナギの日は、ありがたく「国産の」うなぎにありつくことができました。あとで聞いたら一人前ン千円だとかどしゃー!
 毎年毎年値上がりの一途。それでも夏バテ防止・食欲増進、とにかく年にたった一度のことだし、ここは食っとかな‥‥と思うのです。ン千円とは言うけれど、日割り5.5円で一年乗り切れるんなら安いもんですよ。誰も一年乗り切れるなんて言ってねぇよ‥‥。
 絶滅危惧種に指定され、もうあかん、もう食えないよと煽られるからなお食べたくなるのが人情なのかもしれません。マグロもそうだったなぁ。ま、ここではそれは置いといてと。
 どっちも、近くに生えている山椒の葉っぱを採ってきまして、実をつぶすくらいの勢いで強い香りを洗った木の芽に付けたりしてちょっと添えてみます。たったそれだけのことで季節の香り豊かな食事ができるのですからありがたい。小粒ながらピリッとした役目を果たせるってすごい。

 ここ数日、いろいろな研修の機会がありましたが、ノートにはいずれも「原点に帰ることの大切さ」ということが書いてあります。
 何をもって原点とするかはともかく、目標って何だったのか、課題って何だったのか、そういうところを再点検してみなくちゃと思ったのです。同時に自分のキャパシティ、連携することでの広がりなんかもね、しっかり押さえておく必要があろうかと。
 そうした小さなひとつ一つをキチッとやっておくと、全体を見てもピリッとした質の高さが感じられたりするもんなんだよねぇ。

 明日はもう8月になります。夏休みは三分の一が終わろうってのに、ぜんぜん追いつけないでいるって‥‥。んでも小さなひとつ一つの積み上げでしかないんだから、きっちりやっていぐしかねぇべと。
 またバナーを交換し気持ちを切り替えて始めます。もう2015年版ダイアリー登場か‥‥。