バリアフリー

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 休んでいられるものならまだまだ休んでいたい‥‥今回ばかりはそう思いました。金曜日の午後から「休みまくる」つもりで、いやそのとおり日曜日まで2日半ずっと寝まくっていたのです。
 でも快方に向かう兆しはさっぱり見えない・感じなくて、やむなく昨日も休みをいただきました。痛みはピークだなぁという感じはするのですが、このピークが三角山のてっぺんならともかく、台形の山、高原みたいな気がしてならなかったのです。いつまで続くのかと‥‥。
 これが逆に焦りを助長するみたいで、もう休んでなどいられない‥‥。とにかく松葉杖を借りてきまして(昨日ちょっと練習しまして)、本日から松葉杖勤務開始です。

 幸いにも、昨日までのように疼くような痛みがかなり和らいだので、実はちょっと張り切って出かけたんです。が、実践的な松葉杖は初めてですから、いきなり玄関前でひっくり返るというダメダメなスタート。外じゃなくて良かった‥‥。
 痛みが和らいだとは言っても、まだまだぜんぜん曲げられないくらいだし、間違ってヘンな力がかかったりしたらもう‥‥。
 それくらいですから、とても丸1日勤務できる自信はありません。できるところまで、一定の区切りで帰ってこようと思っていたのですが、いざ仕事に出てしまえば少しでも挽回しようと思うし、もしものためにこれもと欲張ってしまうし、結局それなりの時刻になってしまいます。せめて残業なしで帰ろうと、ズンと重くなった足を引きずりながらの退勤です‥‥。
 でもまぁそうやって少しずつ馴染ませるようにいくしかないんだね。多少はだらしなくさせていただきましたが、基本的に足は下がったまま。帰ってきたらさらにむくみがひどくなっていた‥‥。でもまぁ想定内。身体のあちこちが痛い‥‥のも想定内。でも、早く休まないと明日に響きそう‥‥。

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 それにしても、松葉杖のなんてありがたいことかと思いました。家の中では体育すわりのままおしりで移動していましたから、立ったまま、ひゅん、ひゅんって移動できるのにはすっかり感心しました。
 それ以上に、車椅子のなんて快適なことかと驚きました。松葉杖を借りに行ったとき、看護士さんが見かねて持ってきてくれたんです。それに乗りまして、自分でちょこちょこレバーいじったりタイヤ回したりして移動する、これはすごいと思った。
 それから、職場のトイレに手すりが付いてるんですが、これのなんて絶妙なことと感激しましたね。これまではちょっと仰々しすぎるんじゃないの? ジャングルジムじゃねぇんだから‥‥とか思っていたんです。申し訳ありません。でも、トイレにいってガッチリ手すりにようやく気付いて、実際に使って、そのありがたみをホント実感しました。

 バリアフリーにしていかなくちゃならないと思いました。段差だらけの我が家なんか今の自分どうしようもないんですから。でもそう簡単じゃないな‥‥。
 職場はバリアフリーなんです。良かった‥‥と思いました。が、一日こうして生活しているとあれやこれやと気になることも少なくありません。まぁそれは人が支援していくしかないのでしょうね。
 せっかくのバリアフリーも、実はさまざまな備品・什器が阻害している現状が少なくありません。広いスペースには誰もいなくて狭いところにぎゅうぎゅう詰まっていたりもします。
 結局のところ優先されるのは組織体制ですね。ひしめき合うように同じ場所に固まっていた方が安心するというのもあるかも知れません。それでこんないざという時は歩きにくくてしょうがない。あっちの広い場所がいいなぁと思っても、やっぱり狭い場所に足を運ばないことには仕事にならない。うまいこといかんもんですわ‥‥。

 うまいこといかん‥‥。ちょっとのところで松葉杖を使うのは逆に不便を感じたりするので右足だけでひょいひょいとジャンプして移動します。そういうのを1日やってると、コシにググッと来るのがわかりました。急いじゃいかん‥‥。そう思って松葉杖をゆっくりしっかり使うと、脇の下、大胸筋の付け根あたりがやたら痛くなってきているのに気付くし、手のひらなんかもけっこう痛いの。
 これはさらに別の場所に影響を及ぼしそうです。ほどほどにしないと。松葉杖でさっそうとプリンタのところに行って、この大量のプリントをどうやって持ち帰るの?なんて場面も少なくなかった。そう考えると、やっぱり車椅子かなぁと思います。あ、普通に回転椅子のまま移動するって方法もあるか‥‥。