さぁ動き出す、今年のコンセプト

　寒の入りを迎えました。「小寒の氷、大寒に溶げるって言うんだぞ」なんてばあちゃんがよく言ってたことを思い出します。「はぁ？ だがら？」なんてあの頃はまったく取り合おうともしなかったのですが、いずれにしても寒さはピークを迎えるってことなんでしょう。小寒と大寒と、あと１カ月耐えればもう春がやってくるんだよぉ‥‥。
　七十二候は第六十七候「芹乃栄（せり すなわち さかう）」です。芹と言えば春の七草ですが、そのセットがスーパーで売られていても七草粥など食べないなぁ。病気にならないなんて言いますが、食べ過ぎ飲み過ぎの自分はそれくらいの食事をしばらく続けた方がいいんだろうけど‥‥。あ、写真はハコベです。

　長い年末・年始の休みも今日で終わり。ぜんぜん長くなかったなぁ‥‥。実はいくつかの宿題を自分に課していたんだけど、毎日毎日先送りしてて今日は朝からサザエさんシンドローム状態なんです‥‥。
　自分で言うのも何だけど、そうなることはわかっているから「できたらラッキー」程度に考えていたこと。そこまで想定内なのに、今頃になってくっそぉ‥‥とか思ってるんだからおめでたいヤツですよホントにもぉ‥‥。
　いつだったか、とにかく一歩一歩の足跡を付けて、それを細い道にして、いずれ広い面にしていかなくちゃという話をしたことがありました。それは心の中でずっと変わらないことなんですが、だからでしょうか、足跡というものがやたら気になるんだよね。

　去年は「リサイジング」を意識してやってきました。無理に手足を伸ばさず自分のキャパに応じた取り組みってものを考える‥‥ということだったんです。結果論ですがそれなりだったかなと。
　自分なりのサイズを考えようと思ったものの、手も目も気持ちも自分の最低限の範囲止まり。それ以上の広がりはとても考えられなかったというのが現実でした。理由はいろいろありますが、その原因を自分も含めて何かのせいにしても始まらないので、今年は今年で考えることにしました。
　いろいろ細かいことを考えすぎるために、どこかが止まると全部止めて一斉点検みたくなってしまったような気がします。そうして細かいことにこだわっても全体が進まないのでは何の意味もありません。とにかく単純に「シンプル」にやっていこう・考えていこうというのが今年のコンセプト。
　カタチから入るのが言わばオレ流。でもそのオレ流はあかんかった‥‥。まずはカタチなどにとらわれずシンプルに動かすことだけを考えて、その中でカタチを少しずつ作っていこうと思います。

　もうひとつは例年どおり漢字なんですが、昨年の「漸」はこちらも結果的にそうなったと思います。急がず、たゆまなく、じっくりじわじわと前に進める、というつもりだったのですが、急げず、ひまがなく、日々ちょっとずつしか前に進まず、という現実でした。
　それでさえも、ひとつひとつ積み重ねていれば、崖っぷちギリギリながらもどうにか持ち堪えられたような気はしています。またそんな些細なことでも経験はやがて知恵をもたらし、少しずつ回転が良くなってきたというのもまた現実なのです。

　そこで今年は、お・も・て・な・し、に因んだわけではないのですが「遇」を意識していこうかなと思っています。
　遇には「もてなし」という意味の他に「思いがけない出会い」という意味もあるようです。せっかくの縁でいっしょに仕事をするわけですから、その出会いを大切にして、お互いにやりやすい雰囲気を作っていこうかと。遅いか‥‥。笑
　いい仕事ができたと感じるのは、それぞれの立場が理解され、立場に応じたもてなしができていることだと思うのです。もてなしは結局のところ相手を思いやる気持ちですよね。自分の立場でできることは、みんなで少し背伸びしてその伸びた部分を気持ちよく確認し合って仕事をすすめること、つまり課題をいっしょに考えて取り組んでいくことだと思うのです。名前だけ「ナントカ長」なんて付けて処遇など考えもせず丸投げするなど以ての外‥‥。

　つーことで、ことしは「遇」＆「シンプル」でいこうと思います。
　いよいよ新しい年のスタートということになります。数日動いていないゴルフ。ディスクブレーキには赤サビができてしまっています。動き出すのが少し遅いかも知れませんが、今日はあれこれ考える時間があって、自分の足腰の・身体のサビをサッと落とすことができたような気がします。磨きはこれから。
　そういう意味では、サザエさんシンドロームも若干解消傾向。地道にひとつひとつの足跡を残して・積み重ねていくしかありません。新年になって数日アイドリング的に使ってきた手帳をこれから整理して、明日からの本格始動に備えたいと思います。