漸進

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 人は点のことしかできないんだと、暮れのウォーキングの時に改めて感じました。先に歩いた人がうっすらと積もった雪に足跡をつけて点線ができていたんです。でも、この点線を何度も繰り返し歩く。たくさんの人が歩く。そうすると点線ではなくいずれ実線になります。道ができます。
 人はそうして点と点とをつなぎ、点の行動を線の行動にして、その線の幅をどんどん広げて大きな面の行動というものを作ってきたんでしょうね。とてもとても長い長い道のりだったと思います。その経験が知識や知恵を膨らませて「暮らし」を豊かにしてきたんだと思うと、何だかすごいよね。

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