じいちゃんのMacBook(の陰で)

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 娘婿のせいでずっと Mac を使ってるじいちゃん。〜のせいでなんて言うとオレが無理矢理使わせているように聞こえますが、この手のモノはキライじゃなさそうでけっこう楽しみながら使っているんですよ。
 現在のメインは 17 インチの iMac ですがもう丸6年も使っています。ですが彼にとっては充分なスペックでありまして、これに関してはあまり不満を漏らしません。

 ノート型も使ってましてこちらは iBook。あの白いヤツじゃなくてもっと前の、いやその初代のクラムシェル型・貝殻みたいなヤツ。トランスルーセントなブルーベリーのアレ。ですが、色もずいぶん褪せたというか黄ばんできてしまい、かわいらしさなど微塵も感じられない物体になりつつあります。
 OS もメインの iMac とは違うし、それよりも何よりも電源ポートのところがたぶん基盤のところハンダが割れてるようでときどき切れるんです。コードの微妙な加減で突然プツッと切れるんです。バッテリーそのものも相当へたってるし充電はほぼできていない。だからプツッと切れたら仕事はリスタート。泣く。10年以上経ってんだもんなぁ。
 だから最近はほとんど使わなく‥‥使えなくなっていたんだけど、冬場はこたつトップが便利ですから「ノートがほしい‥‥」と訴えていたのでした。(自分自身は奥さんに MacBook をあげてしまってしばらく経ちますが最近ちょっと不便を感じております)

 じゃぁオレがプレゼントしましょう‥‥と言えれば頼もしい娘婿なんですが、代金は自分で払うことを確約してポチってあげまして(たまに間違って2つポチッたりしますよね)、クリスマス・イヴ・イヴな日曜日に引き渡した次第です。安くて高機能、全部入りの MacBook Pro 13.3インチ 2.9GHz。

 インク瓶のヤツ‥‥Pagesのことです‥‥でワープロする、のは大丈夫なんですが、アカウントとかパスワードとか、最初の設定などが大の苦手。いざという時のために覚えてないとダメだからとわざと自分でやらせるのですが、文章は何でもなくキーボード打てるのに、パスワードを入力してみ‥‥なんて言うと途端にキー配列とか飛んでしまう。「あいうえお」なんていとも簡単に入力できるのに、ここはパスワードだよと言うと急に構えてしまって、えーとえーと、あえいおうだったっけ、いやあいうえおだったな、あ、あはどこだったかな、という調子。
 気持ちはすごくわかるの。ヘタに間違ったらたいへんっていう気持ちが先になってしまうんでしょうねぇ。意地悪に感じるかも知れないんだけど、自分で設定させればこんな設定したっけなぁということが記憶の片隅にでも残るんじゃないかと思って。もちろん設定はこっちでもメモしておくんです。
 そんなわけでこの設定だけで時間がどんどん過ぎてしまうので、区切りのいいところで終わって、いつものとおりみんなでクリスマス会をしました。システムもアプリも最新のアップデートが待っているので、それらをこっちでやってから改めて引き渡すことにした次第です。

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 自前とは言えじいちゃんにクリスマスプレゼントがくるんだもん、クリスマス&バースデイってWでやってくる自分にだってプレゼントが届いて当たり前。自前けっこう。自前で決行。あ、以前にも自分へのクリスマスプレゼントな iMac を決行したことあったなぁ。それでいいのだ。
 iPhone には iPhone の、iPad には iPad の、MB Air には MB Air の使い方がやっぱりあるのだと、改めて感じているクルシミマスの夜、クリスマスの夜、きよしこの夜。