似て非ながら12へ

121220

 FileMaker Pro の最新版「FileMaker Pro 12」が登場して半年以上が経過します。バージョンアップのたびに機能が豊富になっていくのは嬉しいことですが、自分が間に合いさえすればいいやって程度のものを仕事の合間にちまちまやってるようなものにとっては、宝の持ち腐れ感が強まるだけだったりもします。FileMaker Pro は決して安くありません。だからなおさら最新じゃなくたって充分じゃね?って思うんですよね。
 仮に 36,500円だとすると1日あたり 100円の投資ということになりますが、そんなに高くはないかなと思うところもあります。毎日使うものを作ってそれで効率化するのであれば1日 100円くらい‥‥って。

 なんてことを、バージョンアップのたびに考えてしまうんですよね。その間を取るみたいな感じで最低限のところでつなぎながらここまで来ました。今改めて最初に使ってハマった「ファイルメーカーII」時代のことを思い出すと、なんてシンプルだったんだろうっていう気がするなぁ。

 まぁそれはともかく、バージョンアップを重ねに重ねて自分もようやく「12」となりました。その結果現時点で3つのファイル形式を扱うことになってしまいました。
 今なお多くの方が使っているであろう「6」までのファイル、7以降大きく様変わりした「11」までのファイル、そしてこれから使い始める「12」以降のファイルです。同じ FileMaker でありながら FileMaker に非ず‥‥という何とも不思議なファイル形式。

 どれがどうだという話はしませんが、12を使い始める理由は iPhone や iPad でも同じデータベースを扱うことができるようになるからです。モバイル・デバイスで手軽にデータを蓄積してそれを基幹データベースに吐き出すみたいな感じ。
 具体的にはまだこれからですが、何だかちょっとあの頃みたいなワクワクしたものがあるんだなぁ。すっかり似て非なる感覚になりつつあったんだけど、レイアウトデザインというか少し凝ったインターフェイス?を提供できるようになるかもしれないなぁ‥‥とけっこう前向きに使っていけるような気がしています。

 とは言え、到着して3日も経つのにまだインストールさえしていない‥‥。今はハマってしまってはいけない時期です。そんなことやってる場合じゃない。いやいや今こそチャンスじゃないかという真逆の発想も‥‥。
 あぁ手を出すべきか出さざるべきか。でもそのつもりで踏み切ったんだよなぁ‥‥。