朝の写真

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 土曜日の夕方から雪が断続的に降りました。日曜日の昨日も結局一日中‥‥に近かったのですが、てことは月曜日の今日は早起きして雪かきして早めに出かけなければ、ってことになるわけです。もう夜更かしできねぇです。
 幸いそれほどの積雪ではなくて助かったんですが、それでもけっこうぐったりしてしまうものです。ただ、一仕事終えて朝6時半の空を見上げると、鋭い三日月とキンとした空気とが、さぁ月曜日の朝だぞと気合いを入れてくれるような気もします。

 先週の月曜日もそうでした。その時は雪かきをせずに済みましたが、12月になった途端一気に寒さが厳しくなって、さぁ12月の始まりだぞという気持ちになったなぁ。
 そう考えると、自分は朝の空気感って好きなんだろうなぁと思います。嫌いな人はあまりいないか‥‥。だからどうだってこともないんですが、とりあえずは、朝のうちだけでも、さぁ頑張ってぐぞぉ!って思えるような気がしますね。毎日見慣れたモノも風景もどこか新鮮に感じられる瞬間です。

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 ここんとこ新鮮に感じていたのは朝のフロントガラス。出発前、エンジンが落ち着くまでのわずか1分ほど運転席でボーッとしてるんですが、未明までの雨とかが大小の水滴になって風景をしっとりと遮っているんです。
 風に吹かれたり車に乗り込んだりしたときに動いた1滴が連鎖反応でこぼれ落ちて軌跡を描き、不思議な模様になっています。
 ひとしきりその様子を楽しんだら、おもむろにワイパーを作動させて一気に視界を取り戻します。そこにまた新しい世界が広がるし、ささやかながら何よりなストレス解消にもなるんですよ。笑

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 ごくごく少量の水滴に太陽の光が反射してものすごくまぶしい時もあります。あえて遠景にピントを合わせて撮ったりすると、円形ボケが登場したりするんですねぇ。はぁ iPhone でもこういうことできるんだぁなどと感心しつつ偶然の写真に今日は何かいいことあるんじゃないかと、一人で得意になって職場を目指します。

 朝は1分・1秒がもったいないものですが、慌ただしさの中でその一瞬一瞬を見逃してしまうことも実にもったいないことです。こうして残すことができるのは写真だけですが、そこに朝の香りというか空気感というかまで取り込めたらすばらしいなぁと思うのです。