虹をふりかえってみる

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 まぶしい太陽の光に満ちあふれてはいるんだけれど、夜半か未明の雨がまだ少し残っているようで、微量の雨粒がやや強い風にあおられている朝。それが西の空では薄い透明のカーテンになって、そこに太陽光線がスポットライトのように当たって見事な虹を描き出してくれました。
 よく見えるのは時間にして5分程度でしょうか、出勤途中というか勤務前にこんなすばらしいパノラマを見ることができて何だかラッキーな気持ち。ではあるんですが、自分の場合必ずしもそうとは言い切れない面もありまして、まぁ吉と出るか凶と出るか、占いみたいな気持ちでカメラに収めた次第です。Pano という iPhone 用アプリでパノラマ撮影しました。

 実は家を出てから数分後、また今日も薬を飲んでこなかったことに気が付いてUターンしたのでした。おかげで普通より10分くらい遅れてしまったんですけれど、それが逆にこの虹につながったわけで、ほらやっぱりね失敗も幸運につながるもんですよと思えば、それはそれで満足なのです。
 そもそも虹が見えるとそれだけで何かいいことがありそうな気がするし、今日の虹はご覧のとおり絵に描いたようなもの。これで「うぅ‥‥やばい‥‥」なんて思う人は普通いないでしょう。かと言って何かラッキーなことが起きたという話も実はあまり聞かないんだよね。
 自分の場合、これまであまりいいことはありませんでした。
 VR6 のとき 10万km 達成記念に撮った写真に虹色の小判が写ってたので期待に胸膨らませて宝くじも買いました。結果は言うまでもありません‥‥。_| ̄|〇
 交通事故や車の故障に結びついたことが何度かあります。建物の間からやっぱり架け橋のような虹が見えたときなんか、直後にイヤな事故現場を見てしまったし、その翌日には自分が追突されましたっけ‥‥。
 虹色の雲が見えたことがあって何だろうなぁと思ってたらその数日後に地震が起きたこともあったなぁ。
 んで気になって改めて写真データを遡って見てみましたら、あの 3.11 大地震の2カ月ちょっと前に次のような虹色の雲を見ていました。そうそう、夕方のことであわててカメラに収めたんでした‥‥。こういう雲が見えたときは気をつけた方がいいかも。

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 [2010年12月22日・16時07分頃撮影]

 ん〜ちょっとテンション下がっちまうなぁ‥‥。逆にこんなことだってあるんです。
 ちょうど3年前ですね。ふくしま駅伝の応援に出かけたときに大きな虹が見えたんですが、このときに町の部優勝を果たし、今年の4連覇につながってきています。
 そうだそうだ、これはきっといいことがある前兆なんじゃないかなぁ‥‥。

 虹ってのは科学的にこうなるってわかることですから、それを生活の何か別のこととあっさり結びつけてしまうのはどうかと思いますよね。宝くじが当たるかも‥‥なんてホントにもう気持ちだけの問題でありまして、お恥ずかしい限りです。
 が、それでもやっぱり何かいいことがありそうな気がするわけです。事故に遭ったこと、地震が起きたこと、宝くじが当たらなかったこと‥‥、それらを思い起こしてもなお幸運がやって来そうな気がするんです。
 そういえば宝くじを買おう!なんて言ってたのにまだでした。今度こそ、今度こそ来るかも知れない。気を取り直していってみますか。