読書の愉しさ

121030

 めっきり本を読まなくなりました。ってもう何度も言ってます。簡単に言えばめんどうになったということかもしれません。めんどうになった理由の一つはいわゆる老眼ですな。たぶん数日後にまた同じような話をすることになると思うのですが、これはホント困ったものです‥‥。
 でも年齢だとか老眼だとかに関係なく読書をされている方はたくさんいらっしゃるわけですから、それを理由にはできないんですよね。
 さてそんな折、同世代の方々が「これおもしろいよね」と小さく盛り上がっているのを見まして、その楽しそうな様子に久しぶりに読書欲が覚醒されまして、さっそく自分も買って読むことにしました。今すぐ読みたくなったんです。

 昨日のことだったんですが、ちょうど早く帰ることができたので通勤途上の本屋さんに寄ってみたところ、あいにく品切れのようでした。さぁ〜っと冷めていくのがわかりました。せっかく時間に余裕があって読みたいと思ったのに、今ほしいのに‥‥。
 本屋さんに行くのがめんどくさい。電子書籍ならいいのに。でなければもうアマゾンでいいや‥‥。最近はすっかりそんな感じだったんですが、しばらく本を探しているうちに本を探すというのも悪くないなと思いまして、気を取り直しそれじゃ郡山まで行ってみようと足を伸ばして買ってきた次第です。
 いっぱい読んでいた頃は並んでいる本の中から選んでいたんですよね。選ぶことが愉しかった。どれでもいいというわけではなかったんだけど、選んでいるうちにあれもこれもと候補が出てきて、次に読む順番とか考えてた。そのあたりがちょっと欠けてた自分。

 読みたいとき、ほしいときに手に入ればいいのに‥‥と道中考えました。電子書籍化されていればあっという間なんですけどね。タブレット一つで何冊分も持ち歩けるのに。そうそう間もなく自分もタブレットが‥‥なんてことも考えました。
 でも、読書って少し違うような気がしてきたんです。本を読むって、本を選ぶところからもう始まっていて、ページをめくる指先の感覚などもね、全部が読書の愉しみなんじゃないかって。これはスケジュールアプリの便利さは理解しつつも、アナログのスケジュール帳から離れられないそれと似ているような気もします。
 実はもう電子書籍でいいんじゃね? という結論にしようと思って書き始めたのですが、どうしてどうして本には本の良さがやっぱりあります。