三春大神宮祭禮

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 もう降らないとは思うけど、まだちょっとあやしい雲行き。降られるのはイヤなのでバイクは取りやめ普通にウォーキングしました。
 昨日から三春大神宮祭禮が開催されています。本祭禮の今日は還御の祭事が行われ、荒獅子や山車、神輿が町内を練り歩きます。それは知ってたんですが、こんなところに出くわすとは思っていなかった‥‥。降りていって祭事の真後ろで見ていたら何かちょっとヘンだし、境内のところで待っていては蚊に襲われるだけだし、仕方なく中途半端なところからその様子を眺めていました。

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 ほどなく終わって次の神社へ向かうわけですが、街の真ん中をこうして歩いて行きます。天狗の後を荒獅子がついていくんですが、神輿はトラックに積んで行くんですね。人手がずいぶん足りなくなってなかなか厳しいんでしょう。

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 今年の荒獅子は荒町の担当です。おひねりを準備して待っている店先などで、みんな頭をくわえてもらっていました。その時だけはおとなしいですが、何せ荒獅子ですからそりゃぁ元気。暴れる暴れる。元気の源は御神酒なわけで、町内一回りする頃にはもうぐでんぐでん。今はそうでもないのかな。

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 次の神社ではそれぞれの総代さんなどがこうして待っています。おじいちゃんたちはけっこういるんだろうと思いますが、若者、小さい子どもたちはめっきり減ってしまいました。本番となる夜の神輿を出すのが容易でなくなってきています。

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 最近は、家の軒先に紅白の幕?や提灯を飾る家まで少なくなってきました。雨を心配してか提灯は中に入っていますが、こうした風情が消えていくのは淋しいものです。
 手前の方にさしてあるピンクのヤツを軒花と言ってるんですが、祭禮が近づいてくると若蓮などが各家庭を回りこれを売って歩くんです。単純に言えば寄付金ですね。それが今年はなぜだか来なかったのは、つまり少しずつ人手不足になってきているということでしょうかね。いや、回らないってないよなぁ‥‥。
 新しく造成されたこの住宅地には(地域の神社がないですから)元々こうした祭禮の伝統がなくて、でも同じようにやってみっぺと立ち上げたのはもう20年ほど前のことです。街の中心部で子どもが減少していく一方で住宅地には子どもたちの歓声がどんどんあふれていったんですね。現在はだいぶ減ってきたようですが、それでも一番にぎやかなんだろうと思います。
 昨日は事務所にお祝いを届け、居合わせた当時の会長と少し飲んだりしました。久しぶりに神輿を見に行かないかと誘われたんですが、一線を退いてからというもの、どうも一歩引いてしまってダメなんですねぇ。写真を撮りに行こうかと思わないでもないのですが、陰ながら賑やかになることを私祈ってますぅ。
 あ、そろそろ神輿の練り歩きが始まりますね。町内は午後10時まで交通規制がかかっていますのでご注意ください。