床屋はいいとこや

110818

 物心ついたときから丸刈りでした。物心がつく前はふさふさの坊ちゃん刈りだった‥‥はずはないから、たぶん生まれてから中学生までずっと丸刈りだったんです。
 高校になっても部活があったからせいぜいスポーツ刈りだったんだけど、卒業前くらいだったかな、失恋レストランが流行りましてね、自分も健太郎カットやってもらいましたよ。アイパーというかパンチパーマをかけてから短くカットするという方法なんだけど、そもそもクセっ毛だから何日もしないうちにどうにかなっちまった悲しい思い出‥‥。

 小さい頃の話に戻りますが、忙しいときなどはたまにマチの床屋さんに行ってましたが、普通は自宅で母ちゃんがバリカンで刈ってくれたんです。これがきちんと油をささなかったりすると切れ味が悪くてねぇ、引っかかってひん抜かれるわけだから痛いのなんのって、それがすげイヤだったんだよねぇ。
 虎刈りのような記憶はないけど、これだけの髪の毛だからところどころにひょろっと刈り残しなんかもあったりして。んで、ていねいな時は顔剃りまでのフルコースだったんです。これが兄弟3人だもの、母ちゃんたいしたもんだったんだねぇ。
 感謝するとかそういう思いは当時はなかったけれど、痛くてもめんどくさくても、母ちゃんが床屋さんになってやってくれる日は、そりゃぁさっぱりして気持ちいい日だったんです。

 マチの床屋さんのときは、たぶんこれは父ちゃんといっしょだったような気がします。刈るときの痛みはもちろんあるはずがないし、自慢のホンダLN360(N360のバンタイプ)でマチに行けるんだからうれしかったな。あのシッカロールをパフパフされるのは気持ちいいようなでもすげ恥ずかしいような微妙な感覚だったなぁ‥‥。
 うれしい理由はもうひとつあったんです。床屋さんの隣に駄菓子屋があってね、先に刈ってもらって父ちゃんがやってる間にそこであれこれ買うの。くじひいたり。とにかく楽しかった。

 今日は蒸し暑くて蒸し暑くてもうさすがに我慢ができず、仕事を終えてギリギリの時刻にいつもの床屋さんに行きました。ホントは盆前に行きたかったんですけど。
 湿度計なんかなくたって、オレの髪なら間違いなく毛髪湿度計代わりになると思います。それくらい湿度には敏感。敏感だからこんな日はヘアスタイルもへったくれもありません。1本1本があらぬ方向にうねってしまうのですが、もはや髪の張りなど全くないために基本はへたっているので、言うなれば「地味かっこ悪いへたれ天パー」なんだな。いいとこなし‥‥。だからもう我慢ができなくなっちゃうわけ。
 そんな髪でも、持てるテクニックとハサミとを最大限駆使して「チョイかっこ悪おやじ」くらいまでは頑張ってくれるのですから感謝感激雨あられです。クロスバイクのこと、カメラのこと、コンピュータのこと、いろんな話題にも花が咲いてあぁ無理して来てよかったと思うんです。
 やっぱNHKだね! 何のかんの言っても落ち着いて安心して見ていられます。ずっとずぅっとズームイン朝で育ってきたオレとしては、今のZIPはもう耐えられない。何をしようとしているのか理解できない。ズムサタの何と心地良いことか‥‥。なんて話も聞いてくださるのです。
 おまけに、7回くらい行ってスタンプがいっぱいになると500円券になる。ただただありがたいことですホントにもう。
 床屋はホントにいいとこや‥‥。(要はこれが言いたかっただけ)

 papaさんありがとねぇ。今の iMac のキーボード、こんな感じっす。

“床屋はいいとこや” への4件の返信

  1. ひろまるさんを、いつも「待ち人来たる」と言う気持ちで迎えているので、あれも話そうこれも話そうとカットよりお話の方がメインになってしまう私の仕事をお褒め頂きありがとうございます。少しの時間なのでその間に話し終わるのはとても無理!だから普通の方より時間オーバーしてしまい申し訳なく思っております。お尻痛い?
    まとまりのない話をして迷惑をかけていると思うのですが一通り話さないとまた一ヶ月半ぐらいお話が出来ないのでマシンガントークになる事を許してね。
    なんて言うのかなぁ 憧れの方 と言えば分かってもらえるかなぁ~
    ひろまるさんの人間性と生活スタイルに憧れているのです。
    自分にない物出来ない物をひろまるさんから少し分けてもらい楽しんでいるのです。これからもついて行きますので よろしく お願いね。

  2. 憧れだなんて‥‥こっ恥ずかしいです‥‥。(*^o^*;
    時間がかかりすぎるとか、お尻が痛いとか、マシンガントークだとかって感じたことは一度もありません。こちらも楽しみにしているんですが、だったらこまめに通いなさいって話ですよね。笑
    自分にないものを会話を通して少し分けていただく、それってとても大切なことですね。講演会なんかで一方的に聴くのも方法かも知れませんが、何気ない会話の中だからこそ聞き出せることも少なくありませんから。だからって自分の話にそれほど深いぃ〜ものがあるとは思いませんけどね。(^^;
    っていうか、一度どっかで飲みながら話すという方法もあるな。
    ってあぁまた飲む話か‥‥。

  3. 昔、赤○さんが集め山三の蔵でお話したのが初めてかと思います。
    その時は何も分からないというのを武器に、ひろまるさん達と対等に話したことが恥ずかしいです。
    お酒も良いですねぇ~飲みながら楽しくお話ししたいですね。
    でも・・休日が合わず厳しいですかね。

  4. はいはい、そんなことがありましたっけねぇ。
    フォトショップでしたっけ? あの頃は楽しかったなぁ‥‥。
    土曜出勤、月曜休みというパターンもないわけではありません。

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